富士山頂5G化やライブ配信を実施! 「コロナ禍」の登山問題に取り組む御殿場市とKDDI(2/3 ページ)
静岡県御殿場市とKDDIが、共同で富士登山に関する取り組みを実施することになった。その舞台となる「Mt.FUJI TRAIL STATION(トレステ)」において、両者が取り組みの狙いを説明した。
コロナ禍だからこそXRやライブ配信も実施
「勝俣州和の富士山バーチャルガイドツアー」は、富士山自然休養林(御殿場市)を巡るハイキングコースか、登山の起点となるトレステにある案内板のQRコードをXRアプリ「SATCH X」(Android版/iOS版)で読み込むと、観光親善大使の勝俣州和氏がARで登場して、見どころを解説してくれるというコンテンツだ。
岡部氏によると、このガイドツアーには「勝俣さんによる元気いっぱいのアピールで、ハイキングコースの魅力も伝える」と同時に「人の分散も図る」とう狙いもあるという。
マチカメの無料サービスでは、トレステに設置されたカメラで富士山と雲海をバックにした記念撮影を撮影できる。設置された一眼レフカメラの横に設置された機器のQRコードを読み込んで、そのカメラをリモート操作するという仕組みで、撮影した写真はそのままダウンロードできるようになっている。
「遠隔シャッターを使って、人とのカメラの貸し借りなしに撮れる」(岡部氏)ことが利点だ。
バーチャル富士登山では、VR空間が楽しめるアプリ「au XR Door」(Android版/iOS版)を用いて、自宅など離れた場所でも登山道など名所の360度映像を楽しめる。
8月8日の「山の日」には、富士山頂の映像を生放送する予定だ。KDDI社員が360度カメラを山頂へ持ち込み、au 5Gを用いて生中継を実施するという。ただし、天候によっては山頂や中止となる可能性もある。
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