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「Xperia PRO-I」香港版を使う アクセサリーを付ければ“5G対応Vlogカメラ”に

香港には「高性能・高品質」な製品を求める人が多く、他のスマホにはない本格的なカメラ体験を味わえる「Xperia PRO-I」が人気だ。日本円でXperia PRO-Iが約19万円、「iPhone 13 Pro Max」512GBが約20万円なので、極端に高いわけではない。

 プロフェッショナルカメラを搭載した「Xperia PRO-I」。筆者の住む香港では「高性能・高品質」な製品を求める人が多く、他のスマートフォンにはない本格的なカメラ体験ができるとあって、高価にもかかわらず注目を集めています。香港のXperia PRO-Iの価格は1万2999香港ドル、約19万1000円。でも香港のiPhone Pro Max 512GBは1万3599香港ドル、約20万円ですから、極端に高いとも言えないでしょう。


香港版のXperia PRO-I

 Xperia PRO-Iはメモリ構成は1モデルであり、香港版も日本モデルとスペックの差はありません。日本モデルはFeliCaを搭載、香港(海外)モデルは非搭載という違いがあります。


香港版のモデル名は「XQ-BE72」(左)。NFCを搭載するがFeliCaはない(右)

 Xperia PRO-IはRX100シリーズと同じ1型センサーを搭載しており、有効面積は狭くなるものの写真のクオリティーは使う前から期待させてくれるものがあります。またアクセサリーを装着することでVlog撮影がしやすいのも特徴。シューティンググリップとVlog Monitorを装着すれば「5G対応Vlogカメラ」になるわけです。

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シューティンググリップとVlog Monitor

 筆者はこの香港版を現在日本で使っています。しかしせっかくビデオ撮影に便利なアクセサリーが出ている、ということでVlog Monitorとシューティンググリップを日本で購入。シューティンググリップはたまたまフリマで安く買うことができました。なお香港ではこの2つのセット販売が2464香港ドル(約3万6000円)で行われています。アクセサリーは型番がグローバル共通ですから、日本版、香港版(海外版)という違いはないでしょう。

 またケースは純正が欲しかったものの、背面のソニーのロゴが見えるようにしたいと思い、あえてサードパーティーの透明TPUケースにしました。


せっかくのカメラフォンなのでSONYロゴを見えるようにしたかった

 Vlog Monitorの本体クリップはケースを装着したXperia PRO-Iを挟むことが可能ですが、非純正のケースでもしっかり保持できます。シューティンググリップをつけてVlogカメラとして使えるのがXperia PRO-Iのいいところですね。ちょっとした動画を撮るにはXperia PRO-Iのカメラはオーバースペックかもしれませんが、いい絵で残しておけば将来も映像を楽しめますから、積極的にXperia PRO-Iで動画を撮りたいもの。


透明ケースをつけてVlogカメラとして使っている

 筆者は普段の動画撮影もスマートフォンでやっています。Xperia PRO-Iをちょっと使ってみましたが、サイズはやや大きくなるもののシューティンググリップで撮影のオン/オフができるのは便利なもの。また高画質なメインカメラで自分を撮ることができるのもいいものです。


静止画クオリティーも高いが動画マシンとして使いたい

 これまで筆者は街歩きの自撮りビデオなどはGoPro HERO9を使っていました。ハンディーサイズで便利なのですが、データの転送がちょっと面倒で動画も撮りっぱなしになってしまうことが多々あります。Xperia PRO-Iならそのまま端末内で編集もできるので、ちょっとした動画もすぐにSNSなどにアップできるんじゃないかと考えています。この2台があれば動画生活も楽しいものになりそうです。


GoProにXperia PRO-Iを加えて動画を楽しみたい

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