調査リポート

スマホ非接触決済サービスの満足度、「モバイルWAON」が1位 MMDの調査

MMD研究所は、1月31日に「2022年1月スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」の結果を発表。総合満足度1位は「モバイルWAON」で、サービスを使い始めた理由として「ポイントがたまる」が4割近くを占めている。

 MMD研究所は、1月31日に「2022年1月スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」の結果を発表した。対象はスマホ非接触決済サービスの6サービスのメイン利用者18歳~69歳の男女900人で、内訳はモバイルSuica、iD、楽天Edy、QUICPay、nanacoモバイル、モバイルWAONの各150人。


利用中のスマホ非接触決済サービスの部門別満足度

 現在メインで利用しているサービスを知ったきっかけ上位は「公式サイト」が17.6%、「店舗の案内やポスター」が13.6%、「関連アプリ上での案内」が10.2%。サービス別に上位5位までの項目を見ると、モバイルSuica、iD、楽天Edyのトップは公式サイト、QUICPayは関連アプリ上での案内、nanacoモバイルとモバイルWAONは店舗の案内やポスターとなった。


メインで利用しているサービスを知ったきっかけ

サービスを知ったきっかけ 上位5位

 メインで利用しているスマホ非接触決済サービスを使い始めた理由(複数回答)は「会計がスピーディーに終わるから」が32.6%、「ポイントがたくさんたまるから」が28.0%、「クレジットカード登録をすればカードを出さなくて済むから」が22.7%となった。サービス別に上位5位までの項目を見ると、モバイルSuica、iD、QUICPay、nanacoモバイルのトップは会計がスピーディーに終わるから、楽天EdyとモバイルWAONはポイントがたくさんたまるからという結果になった。

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メインで利用しているスマホ非接触決済サービスを使い始めた理由

サービスを使い始めた理由 上位5位

 サービスを「1週間に1回以上利用する」という回答は、iDとモバイルWAONが68.0%、楽天Edyが66.0%、モバイルSuicaが62.0%、QUICPayが60.0%、nanacoモバイルが54.0%だった。各サービスの満足度を「お得部門」「アプリデザイン部門」「利便性部門」「信頼部門」の4部門においてそれぞれ聞いたところ、お得部門と信頼部門はモバイルWAON、アプリデザイン部門と利便性部門はモバイルSuicaがそれぞれ部門トップとなり、総合満足度トップはモバイルWAONとなる。


メインで利用しているスマホ非接触決済サービスの利用頻度

利用中のスマホ非接触決済サービスの部門別満足度

 メインで利用しているスマホ非接触決済サービスを家族や友人におすすめしたいかどうか、10点満点でNPS(ネットプロモータースコア/顧客推奨度)算出した。9点から10点をつけた推奨者は12.2%、7点から8点をつけた中立者は38.1%、0点から6点をつけた批判者は49.7%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-37.4となった。サービス別のNPSはモバイルWAONが-31.3で最も高い。


メインで利用しているスマホ非接触決済サービスのNPS

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