レビュー

これはNoteの新モデル? ペン内蔵の「Galaxy S22 Ultra」をじっくりと試す S22は小型で日本人向け(3/3 ページ)

サムスン電子のフラグシップスマートフォン「Galaxy S22シリーズ」が日本でも発売されることになった。この記事では、発売に先駆けて国内投入される「Galaxy S22 Ultra」と「Galaxy S22」の魅力をレビューしていく。

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Galaxy S22もしっかりチェック!

 Galaxy S22は本体を小型化しつつも、Qualcommの「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載したハイパフォーマンスなスマホだ。

 最大の特徴は、やはりその“大きさ”だろう。ディスプレイは6.1型で、前モデルの「Galaxy S21 5G」の6.2型からわずかに小型化された。ボディーサイズも約70.6(幅)×146(高さ)×7.6mmと、Galaxy S21 5Gはもちろん「iPhone 13」よりもわずかに小さい。小型モデルを好む日本人向けのスマートフォンともいえそうだ。

 なお、Galaxy S22 Ultra同様に、Galaxy S22もミリ波の5Gにも対応する

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片手でも楽に持てるGalaxy S22

 バッテリー容量は3700mAhで、25Wの急速充電に対応する。Sペンは内蔵しないこともあってか、SIMカードスロットは本体下部にある。

 縦3つに並んだアウトカメラ部分は若干出っ張っているが、側面と一体化した他社品にはないデザインを採用した。アウトカメラはGalaxy S22 Ultraと共通している部分もあり、広角(メイン)が約5000万画素(F1.8、23mm)、超広角が約1200万画素(F2.2、13mm)、3倍望遠カメラが約1000万画素(F2.4、70mm)というスペックとなっている。


本体の側面形状

 アウトカメラでの撮影は、Galaxy S22 Ultraにも匹敵する。広角カメラは約5000万画素のセンサーを備えるが、標準では1200万画素相当の撮影になる。ズーム撮影については、3倍を超える分はデジタルズームとなり、最大30倍まで対応する。


0.6倍(超広角カメラ)で撮影した富山城

1倍(広角カメラ)で撮影した富山城

設定を変更して5000万画素で撮影した富山城

3倍望遠カメラで撮影した富山城

30倍デジタルズームで撮影した富山城

 ナイトモードの処理も、Galaxy S22 Ultraとおおむね同等だ。Galaxy S22でもかなり美しい夜景を撮影できる。「下位モデルはカメラ性能が劣る」というイメージもあるが、少なくともGalaxy S22ではそのような不満が出ることはないだろう。

 本体サイズは小さいが、カメラの実力はそれ以上――それがGalaxy S22の真の姿と言えそうだ。


Galaxy S22でも世界一美しいスタバをキレイに撮影できる

 Galaxy S22 UltraとGalaxy S22は、どちらも高速なプロセッサを搭載しており、カメラ性能も十分高い。Sペンと大きい画面を選ぶならGalaxy S22 Ultra、コンパクトでいつでも手放せないGalaxy S22と、2つのモデルはうまく差別化もできていると感じる。

 「ペンは不要」と思う人も多いだろうが、Galaxy S22 UltraのSペンは文字を書く用途以外にも使えて、動作も快適だ。一方、Galaxy S22は小型ながらもカメラは高性能。

 完成度の高い2つのモデルは、どちらを選ぶか悩ましい存在になるだろう。


Galaxy S22 UltraとGalaxy S22、どちらも完成度の高い製品だ
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