子ども向け端末の選び方 「GPS」「キッズケータイ」「スマホ」のどれがいい?:子どもとスマホの付き合い方(1/3 ページ)
親が子どもにスマホを持たせようと考えたとき、ご家庭それぞれに理由があるでしょう。年齢によってニーズも異なり、必ずしもスマホでなくてもよいケースがあります。子ども用GPS機器、キッズケータイ、スマホ、それぞれのメリットを解説します。
親が子どもにスマホを持たせようと考えたとき、ご家庭それぞれに理由があるでしょう。「子どもの居場所を知りたい」「子どもからお迎えに行く時間に連絡がほしい」「子どもが友達とLINEしたい」など、年齢によってニーズも異なります。その理由によっては、必ずしもスマホでなくてもよいケースがあります。
子どもに持たせる専用機器は、主に以下があります。
- 子ども用GPS機器
- キッズケータイ
- スマホ
それぞれのデバイスを選ぶメリットについて、解説していきます。
子ども用GPS機器は小型で月額料金が安い
子ども用GPS機器とは、子どもの位置情報を知り、見守ることに特化された機器です。小さなタイル型のものが多く、ランドセルや上着などに入れておけます。保護者はスマホの専用アプリで子どもの位置情報を確認します。学校を出たときや、普段行かない場所にいたら通知を受け取ることができるため、きめ細かな見守りができます。
似た機能を持つものに、荷物の紛失を防ぐ機器もありますが、Bluetoothで検知できる範囲に限られていたり、他のユーザーからの情報で検知させたりする必要があり、荷物以外での利用には向いていません。一方、子ども用GPSは衛星測位システムやWi-Fiでの位置情報を利用するため、かなり正確に位置を把握できます。
子ども用GPS機器のメリットは、
- 小型で持ち運びやすい
- 充電の手間が少ない
- 位置情報が正確
- 月額料金が安い(買い切りもある)
- ケータイやスマホの持ち込み禁止の学校でも使える
- 知らない人と出会うことがない
などが挙げられます。
基本的にはランドセルや上着などに入れっぱなしにしておき、数週間から1カ月程度でバッテリーの確認をするだけです。見守りをする人を複数設定できるため、親が駆け付けことができないときは祖父母に、と柔軟に対応できます。
子ども用GPSで不便な点は、子どもと連絡が取れないことでしょう。緊急事態が起きても、子どもから親に伝える手段がありません。ボタンでお知らせできる機器もありますが、細かな状況を知るには迎えに行く必要があります。
幼稚園や小学生低学年のお子さんであれば、行動範囲も狭いため、子ども用GPS機器で対応できるケースは多そうです。
子ども用GPS機器のおすすめ製品を3つ紹介します。
「GPS BoT」Bsize
- 料金:月額528円、本体価格5280円(税込み、以下同)
- 連続利用日数:バッテリー優先モードで約2週間~1カ月、頻度優先モードで約1週間~2週間
「どこかなGPS」(ソフトバンク)
- 料金:2年間の通信料と本体価格合わせて1万3200円(Amazonでは現在6480円)、その後は月額440円
- 連続利用日数:いまどこ検索をONにした場合は約4日間、いまどこ検索をOFFにした場合は約7日間
「みてねみまもりGPS」
- 料金:月額528円 本体価格4224円※2月7日発売の第2世代を5月9日まで4224円で販売
- 連続利用日数:省エネモード(通常3分間隔)で最大2カ月、高頻度モード(通常1.5分間隔)で最大1カ月
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