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体温と太陽光で発電 充電不要の活動量計「MOTHER Bracelet」登場

充電不要の活動量計「MOTHER Bracelet」が登場した。外気と体表面に1度でも温度差が生じれば発電できる。ストレッチやリラクセーションを通した健康管理支援サービスを「Re.Ra.Ku」を運営するメディロムが、米国シリコンバレーのスタートアップ企業MATRIX INDUSTRIESと共同開発した。

 ストレッチやリラクセーションを通した健康管理支援サービスを「Re.Ra.Ku」を運営するメディロムは、米国シリコンバレーのスタートアップ企業MATRIX INDUSTRIESと、充電不要の活動量計「MOTHER Bracelet」を共同開発した。


MOTHER Bracelet

 クラウドファンディングサイト「Makuake」で5610万8800円の応援購入支援を集め、直販サイト「MOTHER Store」での先行予約が5月8日に始まった。数量限定での取り扱いで、発送は8月を予定。価格は4万4000円(税込み)だ。

 MOTHER Braceletの最大の特徴は充電が要らないこと。外気と体表面に1度でも温度差が生じれば発電できる仕組みだ。これは、200年前に発見されたゼーベック効果を応用したもので、MATRIX社の独自特許技術でもある。それに加え、太陽光でも発電できるため、ウェアラブルデバイスの課題である充電忘れをなくし、24時間365日駆動できるという。

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 計測できるのは歩数、睡眠、消費カロリー、心拍数、体表温の5項目だが、健康活動で得た成果がポイントとしてアプリに蓄積され、それをギフト交換や寄付に利用できるのも特徴の1つとなっている。寄付先として決まっているのは下記の通り。

  • 神山まるごと高専(仮称)設立プロジェクト
  • 紗栄子さんプロデュースの被災地支援活動団体「Think The Day」
  • 藤原紀香さんが設立したNPO法人「Smile Please世界こども基金」

アプリのイメージ

藤原紀香さん

 MOTHER Braceletは5月3日から6月30日まで、蔦屋家電+(東京都世田谷)の特設ポップアップスペースで展示される。来場者は温度差発電技術を体験したり、素材の質感を実際に確かめたりできる。

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