iPhoneからAndroid端末にデータ移行するアプリがPixel以外のAndroid 12にも対応
iPhoneからAndroid 12以降の端末へのデータ移行が「Androidに移行」アプリでできるようになった。iPhoneとAndroidをケーブルでつなぐか、同じWi-Fiネットワークに接続して使う。連絡先、写真と動画、iMessageのメッセージなどを移行できる。
米Googleは6月29日(現地時間)、iPhoneからAndroid端末へのデータ移行方法を改善したと発表した。4月にひっそりリリースした「Androidに移行」で、「Android 12」以降搭載のAndroid端末であれば、Google純正のPixelシリーズ以外でもこの方法が利用できる。「Androidに移行」アプリはこれまで、Pixelシリーズでしか利用できなかった。
「Androidに移行」アプリをインストールしたiPhoneとAndroid端末をLightning/Type-Cなどのケーブルで接続するか、同じWi-Fiネットワークに接続し、Android端末に表示したQRコードをiPhoneで読み込むと、データ移行が始まる。Wi-Fiの方が移行速度は遅いが、特殊なケーブルを用意しなくて済むので便利だ。
移行できるデータは、連絡先、写真と動画(iCloud上のものを含む)、SMS、MMS、iMessageのメッセージ、App Storeの無料アプリ、DRMフリーの音楽、通信履歴、アラーム、デバイス設定。iMessageのメッセージを移行するには、iPhone側でiMessageをオフにしておく必要がある。
Googleはこの新機能を紹介する公式ブログで、iPhoneからAndroidに移行する10のメリットを挙げた。例えば、AndroidのChromeブラウザを使えば「FaceTime」も使えることや、ウィジェットがiOSのものより便利なことを紹介している。
AndroidからiPhoneに移行するアプリ「iOSに移行」は、Appleが2015年からGoogle Play ストアで公開している。
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