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「Redmi Note 11 Pro 5G」の1億800万画素カメラで驚いたところ、不満だったところ荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/2 ページ)

「Redmi Note 11 Pro 5G」は、「Redmi note 11」とは当然さまざまなスペックが違う。特にカメラが1億800万画素のメインカメラを持ち、AIで補完すればきれいな絵が撮れるのだ。

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いろんなシーンで撮ってみた

 ではあれこれ撮ってみよう。


撮影中。HDRはオート。AIが曇天と認識して雲アイコンが出ている

 いつものように人物作例。ビューティー機能はオンにして、40%くらいにセットしてある。そのくらいがほどよくナチュラルでいい。


顔を認識した瞬間。逆光気味だけどきれいに撮れるか

無理しすぎず自然な明るさになっているのがいい。肌もいい感じに滑らかに

 明るい屋内でも撮ってみる。外光と室内のミックス光という条件でもよし。

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明るい屋内で撮影(雨が降ってきたのもあり)

 さてここでフィルターを使ってみる。フィルター機能自体は珍しくも何ともないのだけど、「ライズ」がなかなか人を撮るときにいいのだ。


フィルターを開いて「ライズ」を選択

 このフィルター、イマドキっぽいちょっとクールでほわっと明るい感じに仕上げてくれるのだ。


「ライズ」フィルターで撮影。コントラストが浅めでちょっとクールな感じがミソ

 もう1枚行こう。こちらは曇天下の屋外で2xズームをかけて「ライズ」で撮ったもの。


人物を撮るには2xズームくらいがいい感じになる

 さらにポートレートモード。


ボケ具合はいい感じ

 インカメラは約1600万画素と高精細だ。Note 11が1300万画素だったのでちょっとアップデートしている。


自撮り中。手のひらシャッターで撮影できる。自撮り時は細かくビューティー関連を設定可能だ

1600万画素なので自撮り時の方が高画素なのであった

 では人物以外のあれこれを撮ってみたい。

 AIシーン認識が効いたシーンはすごくいい。料理はきちんと明るく色も濃いめできれいに撮れる。


天丼うまかった。スプーンとフォークが料理アイコン

料理は明るく色が青くならないように彩度は高めで、というところをちゃんと押さえた写りだ

ピスタチオのケーキ。旨かった。白い皿に設定が引っ張られないのがいい

 夕焼けなんか、ここまで印象的じゃなかったけど、確かに心の目にはこう見えていました。


雲が複雑に赤くなるさまがキレイだったので、2xにして縦位置で狙ってみた。夕焼けと認識されたおかげで実際より赤い

2xズームくらいなら写りもよし。実際にはここまで赤くなったし彩度も高くなかったけど、欲しかったのはこれ

 なんてことないスナップの写りもいい。


カラフルな子ども用スニーカーが並んでいたので、さっと撮ってみた

超広角カメラで内外の輝度差が大きなシーンを狙ったスナップ。HDRが仕事している

 夜景は夜景モードで。


夜景モードでより暗いところを狙ってみた

特に暗部も明るく撮る、というわけではないがバランスが取れた夜景モードだ

 ただ、残念なのはデジタルズーム。2xならまったく問題ないけど、4x以上になると曲線が凸凹しちゃう。そこをいかにうまく自然にデジタルズームするか、ってのは昨今とても重要なので、1億画素のセンサーを積んでいるのなら、もうちょっと頑張ってほしかった。


4xのズームにして招き猫を狙ってみた

4xズームで撮影した招き猫。等倍で見ると線がちょっと凸凹しているのが残念

同じシーンで6xにして撮影。曲線(目元や筆で描かれた髭部分など)が滑らかになっていないのが残念

動画は1080pと標準的

 動画は1億画素センサーを積んだモデルながら、Note 11と同じく1080pの30fps。つまり1080pの60fpsや4Kには未対応だ。


動画モードの設定。720pと1080pとなっている。スローモーションは720pで120fps
新宿駅前の3D猫を撮ってみた。途中からズームをかけてある

 ショートムービーや前後のカメラを同時に使うデュアルムービー機能は持っているが、ガチで動画を撮りたい人には物足りないかも。

 1億800万画素の大きなセンサーを積んできて画質重視のモデルで、特にここがすごいっていう強い特徴はないけど、Redmi Note 11 Pro 5Gはレスポンスもよく、普通に使う分には十分きれいに撮れる端末なのだった。

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