「Xiaomi 11T Pro」の1億800万画素カメラはさすがのハイクオリティー 多彩な撮影・編集機能で遊ぶべし:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/4 ページ)
10万円を超えるハイエンドスマートフォンで写真をきれいに撮れるのは当たり前。「Xiaomi 11T Pro」は価格的には下だが、1億800万画素の高画質と多彩な撮影・編集機能が魅力的だ。
10万円超のハイエンド価格機で写真をキレイに撮れるのは当たり前な今日この頃、価格的にその下ながらランクはハイエンド機という「Xiaomi 11T Pro」のカメラはスマホカメラとしてどのくらいハイエンドなのか。あれこれ試してみた。
1億800万画素のクオリティーはさすがに高かった
11T Proのカメラは見ての通りトリプル。というかダブル+1って感じ。内訳は超広角カメラ(一番外側)、メインの広角カメラ(一番内側)、その2つに挟まれたスーパーマクロカメラだ。
望遠カメラはないが、その分メインカメラに思い切り力を入れたと思っていい。
メインカメラは約1億800万画素。そこから9画素を1つにまとめるという「9-in-1 スーパーピクセル」仕様なので、通常は1200万画素の画像として出力される。まあ1億800万を9で割ると1200万になるからね。
まずはいつものガスタンクで。続いて、108Mモードにして1億800万画素で撮ったガスタンク。青空めちゃくっきりでコントラストが強めの見栄えのする絵だ。
と、これでは分かりづらいので中央部を100%表示にして並べてみた。1億800万画素で撮るとここまで細かく写る。
ただし、108MモードではHDRは効かないしAIを使ったシーン自動認識も使えない、ズームもダメということもあるので、どうしても高画素で撮りたいシーン(風景とか)以外は1200万画素でOKかな。
超広角カメラは0.6xでスマホの中でもかなり広角な部類。広角カメラが35mm判換算で25mm相当なので、その0.6xだから15mm相当ということになる。ただ、800万画素。メインカメラを1億画素で頑張って、超広角は少し落としてって感じだ。
でも、800万画素としてはもう実用上は問題なし。拡大してディテールを見ようと思わない限りイケている。望遠カメラはないけど、アプリには0.6x、1x、2xのボタンがある。2x時はデジタルズームだ。
最高で10xまで上げられるけど、実用を考えるとギリギリ5xまでかな。そして3番目のスーパーマクロカメラは写真モードのメニューから選ぶ。
そうするとスーパーマクロカメラに切り替わり、500万画素だけど超接近して撮れるという寸法だ。
関連記事
- フラグシップでも価格破壊を 「Xiaomi 11T/11T Pro」日本投入の狙い
Xiaomiは11月5日に、処理能力やカメラ性能を高めたフラグシップモデル「Xiaomi 11T」と「Xiaomi 11T Pro」の2機種を発売する。“ブランドフレンド”としてモデルのKōki,さんを起用し、日本での知名度を上げていく。メジャー化すれば、ボリュームの大きなキャリアの採用にもつながりやすく、好循環が生まれる。 - フラグシップ5Gスマホ「Xiaomi 11T/11T Pro」が国内発売 5万4800円から
Xiaomiがフラグシップスマートフォン「Xiaomi 11T」と「Xiaomi 11T Pro」を11月5日に発売する。先行予約をすると、台数限定で5000円オフとする特典を用意。120Hzの6.67型有機ELや1億800万画素カメラを含む3眼カメラを搭載している。 - 「OPPO Reno5 A」と「Mi 11 Lite 5G」はどちらが買い? スペックから使い勝手までを徹底比較
SIMロックフリースマートフォンでも5Gへの対応が進むなか、特に人気を集めているのが中国メーカー製のミッドレンジモデルだ。OPPO製「OPPO Reno5 A」とXiaomi製「Mi 11 Lite 5G」は同じ価格帯だが、実際の使い心地はどれほど違うのか検証した。 - 「Mi 11 Lite 5G」は3万〜4万円台ながらカメラ画質は十分 “テレマクロカメラ”も面白い
Xiaomiが7月2日に発売した「Mi 11 Lite 5G」。カメラに6400万画素のセンサーを搭載し、6.8mmと薄いボディーが特徴だ。くっきりと写るので「映え」を気にするユーザーにも強く、現代的な端末といえる。被写体のディテールを写せる「テレマクロカメラ」もあわせて、実際の使い心地を確認する。 - 2万円台とは思えない性能 Xiaomi「Redmi Note 9S」のカメラは多彩なシーンで使える
税込2万9800円という低価格ながらもカメラ機能が充実している「Xiaomi Redmi Note 9S」。4眼レンズの実力はどのようなものなのか、いつものように作例とともに紹介しよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.