「Mi 11 Lite 5G」は3万〜4万円台ながらカメラ画質は十分 “テレマクロカメラ”も面白い(1/4 ページ)
Xiaomiが7月2日に発売した「Mi 11 Lite 5G」。カメラに6400万画素のセンサーを搭載し、6.8mmと薄いボディーが特徴だ。くっきりと写るので「映え」を気にするユーザーにも強く、現代的な端末といえる。被写体のディテールを写せる「テレマクロカメラ」もあわせて、実際の使い心地を確認する。
いやもう薄いですな。ここまで薄いとびっくりのXiaomi「Mi 11 Lite 5G」。尻ポケットとか怖くて入れられない薄さだ(入れたことないので分からないけど)。
よく見ると、カメラ部分は2段階に出っ張っているのだけど、それを考慮しても薄い。そこにカメラは3つ。メインカメラとなる広角カメラは6400万画素である。
メインカメラに力を注げ
Mi 11 Lite 5Gの価格(税込み)は販路によって異なり、Amazon.co.jpが4万1800円、MVNOだとIIJmioが3万8000円、gooSimseller(OCN モバイル ONE)が3万3591円、mineoが4万920円。
【更新:2021年8月4日14時30分 Mi 11 Lite 5Gの価格を追記しました。】
数年前まで税込み3万〜4万円台のミドルクラスカメラは、ハイエンドのフラグシップモデルと比べて画質に大きな差があるのが当たり前だった。スペック上は似ていても、イメージセンサーやレンズにかけるコストに大きな差があり、同じメーカーの端末で同じようなものを撮っても上位機と普及機で画質の差は如実にあったものだけど、いつのまにか侮れなくなったなあ、って端末がどんどんでてきていて面白い。
さすがに3つある全部のカメラのクオリティーをハイエンド機並みにするのは無理があるから、一番よく使うメインカメラに注力する。最近のミドルレンジクラスに見られる傾向だ。XiaomiのMi 11 Lite 5Gもその1つ。
メインカメラは分かりやすいよう、シルバーのリング(ハローリングと名付けられている)がある。最近の多眼スマホは撮影するとき「撮られるときにどのカメラを見たらいいの?」「すまん、おれも把握してない」ってことがしばしばあるので、この意匠はうれしい。
メインカメラは6400万画素。4画素を1つにするため撮影した画像は1600万ドットになる。撮ってみるとさすがXiaomiっていう色の濃さとコントラストの高さ。クッキリ系の目立つ写りだ。
2xの望遠はメインカメラのデジタルズームになる。トリプルカメラだけど、普通の望遠カメラは持っていないのだ。でも元が6400万画素あるのでクオリティーは高い。ちょっとシャープネスがきつくかかっているけど、このくらいはいいでしょう。
超広角カメラは1段下にある小さなカメラになる。メインカメラの0.6x。イメージセンサーは小さめで画素数も800万画素。レンズも小さい。だから、3280×2464ピクセルとメインカメラの半分の画像サイズになる。
で、残る1つの、それもメインカメラに次いで存在感のあるカメラは何かというと、テレマクロカメラである。
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