Googleの「Pixel 6a」はPixel 6/5a(5G)と何が違う? スペックを比較
Googleのスマートフォン「Pixel 6a」が7月28日に発売となる。国内ではGoogle、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクが取り扱う。Pixel 6aはPixel 6/5a(5G)と何が違うのか、スペック表とともに比べてみた。
Googleのスマートフォン「Pixel 6a」が7月28日に発売となる。国内ではGoogle、KDDI、沖縄セルラー電話、ソフトバンクが取り扱う。
Pixel 6aは2021年8月発売の「Pixel 5a(5G)」の後継で、同年10月発売の「Pixel 6」の廉価版という位置付け。これら3モデルの違いについて、比較表を交えながらお伝えしていく。
まずはプロセッサだ。Pixel 5a(5G)がSnapdragon 765Gを搭載しているのに対し、Pixel 6aはPixel 6と同じTensorを搭載。こちらは1枚チップにCPU、GPUの他、機械学習ベースのAI(人工知能)処理を担う「TPU(Tensor Process Unit)」と、カメラのイメージセンサーから入力されたデータを映像に変換する「ISP(Image Process Unit)」などを結合したものだ。
Tensorの詳細については過去の記事でも詳しく記述しているので参照いただきたい。
次にメモリとストレージを見てみる。Pixel 5a(5G)とPixel 6aでは6GB/128GBで固定だが、Pixel 6のメモリは8GBで、ストレージは128GBと256GBから選べる。いずれもストレージを拡張できるmicroSDメモリカードには対応しないので、購入時にストレージを選びたいならPixel 6一択となる。
続いてアウトカメラを見ると、ほぼ同価格帯でシングル構成のiPhone SE(第3世代)とは違い、3モデル全てが2眼構成となっている。ただ、Pixel 5a(5G)とPixel 6aに搭載の広角カメラの画素数は1220万画素と、5000万画素のPixel 6よりも劣る。
とはいえ、Pixel 6aもPixel 6と同じく、メインカメラで夜景モードや顔フォーカス機能でより鮮明な写真/動画撮影を行え、写り込んだ不要なものを消去できるGoogleフォトの「消しゴムマジック」にも対応する。インカメラはいずれもシングル構成の800万画素で同じ。
ディスプレイは液晶ではなく有機EL。画素数は1080×2400、比率は20:9で3モデルとも横並びだが、リフレッシュレートはPixel 6が最大90Hzとなっているのに対し、Pixel 6aは最大60Hzとなっている。ディスプレイの強度もPixel 6がCorning Gorilla Glass Victusだが、Pixel 5a(5G)とPixel 6aは同じCorning Gorilla Glass 3を採用している。
さらに、Pixel 6aは3モデルの中で最も小さなサイズのディスプレイを搭載する点も明記しておきたい。当然ながらその分だけPixel 6aのサイズも小型に。重さはPixel 6(207g)よりもPixel 6a(178g)の方が29g軽くなっているが、Pixel 5a(5G)とPixel 6aの差は5gしかない。
充電周りを確認すると、バッテリー容量に大差はないものの、Pixel 6aはワイヤレス充電と、ワイヤレス給電に対応しない。例えば、ワイヤレス充電対応のイヤフォン「Google Pixel Buds Pro」をPixel 6の背面に載せてワイヤレスで充電する、という使い方はPixel 6aだとできない。
最後に防塵(じん)・防水レベルをチェックしたい。防塵等級はいずれも「6=粉塵が内部に侵入しない」となっているが、防水等級はPixel 6が「8=連続的に水中に置いても有害な影響がない」で、Pixel 6aとPixel 5a(5G)が「7=一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がない」となっている。
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