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KDDI、通信障害で271万人に2日相当分、全ユーザーに200円を返金povo2.0ユーザーにはデータを進呈

KDDIは、7月2日の未明に発生し、約3915万回線に影響を与えた大規模通信障害について、返金内容を発表。約款返金とお詫び返金に該当する人に対し、合わせて73億円を返金する。内容をまとめた。

 KDDIは、7月2日の未明に発生し、約3915万回線に影響を与えた大規模通信障害について、返金内容を発表。約款返金とお詫び返金に該当する人に対し、合わせて73億円を返金する。内容は以下の通り。

約款返金

 約款返金の対象は、通信障害期間中(7月2日から3日まで)、24時間以上連続して全ての通信サービスを利用できなかった人、またはそれと同程度の状態になった人(音声通信サービスのみを契約している)で、271万人が該当する。

 これらに該当する人に対し、KDDIは契約している料金プランの基本使用料などの2日分相当額を、請求額から減算する。

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お詫び返金

 お詫び返金の対象となるのは、通信障害期間中にスマートフォン、携帯電話およびホームプラス電話を契約している全ての人で、3589万人が該当する。

 これらに該当する人に対し、KDDIは該当請求額から200円(税抜き)の減算するとしている。基本使用料0円のpovo2.0ユーザーへは、返金に替えてデータトッピング(1GB/3日間)を進呈する。


約款返金とお詫び返金について

8月中旬以降、SMSで順次案内

 KDDIは、7月30日から新聞各紙にて返金内容を案内する。8月中旬以降に対象者が確定し、詳細をSMSで順次案内する。その際、リンク先の記載がないSMSを送付し、「フィッシング詐欺などの防止を徹底する」(高橋誠社長)としている。

 なお、SMSが受信できない端末を所有している人や、法人契約者へは9月以降の請求書で確認するよう求めていて、請求金額の減算も9月以降に行う方針。


返金額の減算までの流れ

 総額73億円の返金について、高橋誠社長は今後の経営の中でカバーしていき、よりよい通信サービスの提供に努めると話している。

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