どちらが買いか? 「OPPO Reno7 A」と「Redmi Note 11 Pro 5G」を使い比べて分かったこと(2/3 ページ)
5月30日にXiaomiが発売した「Redmi Note 11 Pro 5G」と、6月23日にオウガ・ジャパンが発売した「OPPO Reno7 A」は、機能やスペックに共通点が多い。売れ筋のミッドレンジ市場で競合する2モデルの使い勝手を比較してみた。
画質は好みが分かれそうだが、キビキビ撮れるのはReno7 A
両モデルともにアウトカメラは3眼。Reno7 Aはメイン(約4800万画素/F1.7)+超広角(約800万画素/F2.2)+マクロ(約200万画素/F2.4)という構成で、Redmi Note 11 Proはメイン(約1億800万画素/F1.9)+超広角(約800万画素/F2.2)+マクロ(約200万画素/F2.4)だ。どちらのアウトカメラも複数の画素を結合させて集光効率を上げるビニング方式で撮影でき、デフォルトでは3000×4000ピクセルで記録される。
スペック的にはRedmi Note 11 Proに優位性があるが、実際に撮影してみると、一長一短があるように感じられた。屋外では、両機種ともに明るく鮮やかな画質で撮影できたが、Redmi Note 11 Proは明るすぎて、白飛びが気になることもあった。
屋内で料理を撮る場合も、Redmi Note 11 Proの方が明るく写った。AIによる補正によって暖色系が強く出て、いわゆる“映える”写真が撮れる。しかし、AIをオンにしていても、ナチュラルな色で写るReno7 Aを好む人もいるだろう。
夜景モードは、それぞれの色味に差は出たが、どちらも4万円台のミッドレンジモデルとしては上々と思える趣のある写真が撮れた。
ただし、夜景モードでシャッターを押して、画像が保存されるまでの時間には、かなりの差があった。筆者の計測では、Reno7 Aが約3.8秒かかり、Redmi Note 11 Proは約5.8秒を要した。通常モードでの撮影もReno7 Aの方が速く、カシャカシャと続けて撮影したい状況では、Reno7 Aの方が使いやすい。
ちなみに、Reno7 Aのシャッターボタンは長押しするとバースト(連写)モードになる。一方、Redmi Note 11 Proのシャッターボタンは長押しで動画が撮れるように初期設定されているが、バーストモードに変更することも可能。
インカメラはどちらも1600万画素でF値は2.4。背景をぼかして撮影できる他、細かい設定ができるビューティーモードも備えている。Reno7 Aには夜景を背に撮影した場合に、光源を丸くぼかす“玉ボケ”にできる「ネオンポートレート」というモードも楽しめる。ただし、Redmi Note 11 Proのインカメラで使えるフィルターも多く、優劣はつけ難い。
動画の最大撮影サイズは、どちらもフルHD(1080p)/30fps。4Kでの撮影は対応しておらず、ミッドレンジモデル相応の仕様といえよう。どちらも動画撮影中に一時停止ができるのが便利に思えた。筆者はスマホのカメラで動画を撮ることが少なく、画質は評価しづらいのだが、両モデルの画質は互角という印象だ。
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Xiaomiは、5月30日にミッドレンジモデルの「Redmi Note 11 Pro 5G」を発売する。Redmi Note 11シリーズの最上位に位置付けられる端末で、カメラにはフラグシップモデルと並ぶ1億800万画素のセンサーを採用する。徐々に日本市場での存在感を高めつつあるXiaomiが、次の一手として送り出すのが「Xiaomiモノ作り研究所」だ。
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