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ドコモメールに送信ドメイン認証技術を導入 なりすましメールの判別精度向上へ
NTTドコモは、ドコモメールに送信ドメイン認証技術「DMARC」「DKIM」を導入。悪意のある第三者が送信するなりすましメールを高い精度で判別できるようになり、フィッシング詐欺による被害などを低減させる。
NTTドコモは、8月23日にドコモメールに送信ドメイン認証技術「DMARC」「DKIM」を導入した。
本技術の導入により、悪意のある第三者が送信するなりすましメールを高い精度で判別可能になる。なりすましメールと判別した場合は利用者にメールは届かないため、フィッシング詐欺による被害などを低減できるという。
本技術はドコモメールの「迷惑メールおまかせブロック」「詐欺/ウイルスメール拒否」「ドコモメール公式アカウント」機能を通じて提供。詐欺/ウイルスメール拒否とドコモメール公式アカウントの利用料金は無料だ。
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同社が2021年5月25日に提供開始した「ドコモメール公式アカウント」は送信ドメイン認証技術「SPF」を採用し、公式アカウントから送信された正規のメールと判定できた場合には公式アカウントマークを表示している。DKIMを新たに導入したことで、SPFに加えてDMARCで公式アカウントから送信した正規メールと判定できた場合についても公式アカウントマークを表示するという。
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