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ドコモ、フィッシング詐欺対策で「危険SMS拒否設定」を3月中旬から提供
NTTドコモはSMSを悪用したフィッシング詐欺への対策を目的に、危険なサイトのURLなどが含まれるSMSを自動で拒否する「危険SMS拒否設定」を3月中旬から提供予定。ahamoを含めた全てのドコモユーザーが対象となる。
NTTドコモは、1月13日に「危険SMS拒否設定」を発表した。3月中旬からを提供を予定する。
本機能はSMSを悪用したフィッシング詐欺への対策を目的に、危険なサイトのURLなどが含まれるSMSを自動で拒否するというもの。フィッシングSMSの判定は公的機関(警察庁、日本サイバー犯罪対策センターなど)と連携して得た情報や、ユーザーや企業からの申告などから収集した情報をもとに行う。
ahamoを含めた全てのドコモユーザーが対象となり、申込/設定不要で自動適用となる。希望しない場合は「My docomo」の「SMS拒否設定」から設定を変更できる。提供開始時点で「SMS拒否設定」の「SMS一括拒否」または「個別番号受信」を設定している場合は自動適用されず、その時点の設定内容を維持する。
同社ではフィッシング詐欺対策としてパスワードの代わりにスマートフォンの生体認証や画面ロックを使った「dアカウントパスワードレス認証(パスワード無効化設定)」、スマートフォンをさまざまな脅威から守る「あんしんセキュリティ」、個人情報がインターネットへ不正に流出していないかをモニタリングする「あんしんセキュリティ(プライバシー)」などを実施している。
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