「ウェアラブルファン」でどれだけ涼しくなる? 炎天下で3製品を試した結果(1/3 ページ)
8月も下旬だというのに、厳しい残暑が続く。ポータブルファンやペルチェ素子を使った冷却グッズのおかげで暑い日の外出は少し楽になっているが、これらの冷却グッズの中でもモバイルバッテリー機能を持ったものにスポットを当て、実際に使ってみた。
8月も下旬だというのに、残暑が厳しい日が続いています。「残」とは思えないほどの暑さで、8月生まれなのに暑さに弱く、汗を大量にかき、体力を消耗しやすい筆者にとっては過酷な日々です。
とはいえ、数年前から暑い日の外出が少々楽になってきています。というのも、ポータブルファンや缶ジュースのようなひんやり感を味わえるペルチェ素子を使った冷却グッズが出回るようになったからです。特にウェアラブルなものであれば、両手が空いて自由が効きます。しかも多機能になりつつあります。
今回は、そんな「外で涼を取れる」グッズの中でも、モバイルバッテリー機能を有したものにスポットを当て、有効かどうかを検証してみたいと思います。なお、ネックファンのみ、同機能をもつものがなかったため、USB Type-Cで充電できるものを選んでみました。
検証環境について
気温セ氏31度ほどの晴天の中を、歩き、暑さを感じたところで装着しました。その際、顔周りの温度が装着前と後でどれほど変わったかをチェックします。
午前中、また体温を下げるための間を空けることをせずに行ったため、後半になればなるほど、測定温度が高くなってしまうのはご了承ください。
首かけ式のBRUNO Wearable Fan
トップバッターは「BRUNO Wearable Fan」(ブルーノ ウェアラブルファン)。Amazonでの販売価格は3800円、評価は星3.5です。
取り外し不可のコードで首からぶら下げられる他、背面には回転式のクリップが付いており、ボトムスのウェストベルト部分、バックパックやショルダーバッグのショルダーハーネスまたは肩ひもなど好きな場所に取り付けられます。
電源ボタンを押すと、弱中強の3段階で風力が切り替わり、強の状態でもう一度押すと電源を切れます。充電は下部の蓋を開けて、Micro USBケーブルで行います。隣にあるType-A端子は、他端末への給電に用います。
バッテリー容量は1500mAhで、弱モードで6時間、強モードで3時間利用可能。充電にかかる時間は3時間、入出力とも5V/0.75Aとなっています。
早速使ってみましょう。
ある程度歩いて暑くなったところで顔まわりの温度を測定。セ氏32.5度でした。首周りはセ氏30.9度です。
装着してからも歩き続けます。弱モードでは全く風を感じなかったので、風量は強モードに。汗の引くことはありませんでしたが、5分歩いたところで測ってみたところ、額はセ氏31.4度、首周りはセ氏28.3度になっていました。
顔周りでセ氏1.1度、首周りでセ氏2.6度下がったことになります。もちろん、製品説明にあったように、スマホなどを充電することもできました。
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