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新「AirPods Pro」や「Apple Watch Ultra」の実機レポート 試して分かった“新しさ”(1/3 ページ)

Appleのスペシャルイベントでは、iPhone 14シリーズに加え、「AirPods Pro(第2世代)」や「Apple Watch」の新モデル3機種が発表された。AirPods Proは、約3年ぶりに発表されたアクティブノイズキャンセリング対応のワイヤレスイヤフォン。Apple Watchには、シリーズ初となる過酷な環境での使用を想定した「Apple Watch Ultra」が加わった。

 Appleのスペシャルイベントでは、iPhone 14シリーズに加え、「AirPods Pro(第2世代)」や「Apple Watch」の新モデル3機種が発表された。AirPods Proは、約3年ぶりに発表されたアクティブノイズキャンセリング対応のワイヤレスイヤフォン。ノイズキャンセリングの性能が2倍に向上しつつ、適用型環境除去機能に対応しているのが特徴だ。


AirPods Pro(第2世代)

 Apple Watchには、シリーズ初となる過酷な環境での使用を想定した「Apple Watch Ultra」が加わった他、正統進化モデルの「Apple Watch Series 8」や「Apple Watch SE(第2世代)」も加わる。ここでは、ハンズオン会場で触れることができた実機を、写真とともに紹介していく。


Apple Watchは、3モデルが発表された。左からApple Watch Seires 8、Apple Watch Ultra、Apple Watch SE(第2世代)

AirPods Proはノイキャン性能が大きく向上

 AirPods Proの外観は初代モデルから大きくは変わっていない。ただ、ノイズキャンセリングの性能は装着してすぐに分かるほど向上しており、オンにすると、ハンズオン会場のざわざわとした騒音が、かなり抑えられた。音楽を再生すると、ほとんど周囲の音が聞こえなくなるほど。Apple Watchの騒音アプリで、どの程度周囲のノイズをキャンセルできているのかを確認することも可能だ。

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AirPods Proの外観

ノイズがどの程度削減されたかをApple Watchのアプリで確認できる。左がノイズキャンセリングオフの状態、右がオンにした状態。21dbほどの違いがある

 操作性も改善されており、上下のスワイプで音量の調整ができるようになった。誤操作が少なく、軽く触れた程度では動作しないのがうれしいポイント。「H2」チップと機械学習を駆使することで、「ユーザーが本当にスワイプしたくて触れたのかどうか」を判定しているという。大幅に向上したノイズキャンセリング性能や、工事などの音だけを削減する適用型環境音除去機能に対応できたのも、このチップによるところが大きい。

 外観的には、本体を収納しつつ、充電を行うためのケースは初代モデルから改良が加えられている。1つが側面のストラップホール。ストラップを付け、バッグなどにつなげておくことで紛失を防止できる。底面にはスピーカーが追加されており、iPhoneやApple Watchの「探す」アプリから、音を鳴らすことができる。AirTagと同じ、耳につきやすい高音が鳴る仕様だ。


側面にストラップホールが追加された

底面にはスピーカーが。探すアプリで音を鳴らすことができる
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