衝突検知も可能な「Apple Watch Series 8」と廉価版「Apple Watch SE(第2世代)」が9月16日に発売
Appleは9月8日(日本時間)、「Apple Watch Series 8」「Apple Watch SE(第2世代)」を発表した。どちらも8日に予約の受け付けが始まり、9月16日に発売となる。Apple Watch Series 8の価格はGPSモデルが399ドルからで、Cellularモデルは499ドルからとなる。Apple Watch SE(第2世代)の価格は249ドルから。
Appleは9月8日(日本時間)、watchOS 9を搭載した「Apple Watch Series 8」「Apple Watch SE(第2世代)」を発表した。
価格はApple Watch Series 8が5万9800円(税込、以下同)から、Apple Watch SE(第2世代)が3万7800円からとなる。どちらも8日に予約の受け付けが始まり、9月16日に発売となる。
Apple Watch Series 8
Apple Watch Series 8は、皮膚温の計測や、自動車の衝突検知などが可能なスマートウォッチ。
皮膚温を計測するためのセンサーを新たに搭載。女性の健康モニタリングに活用する。ユーザーの体温の変化を検知し、排卵日を推測して示すことが可能だ。肌に最も近い本体の背面にセンサーを1つ、ディスプレイのすぐ下にもう1つセンサーを搭載し、外部環境による偏り減らせるという。
センサーは睡眠中に5秒おきに手首の皮膚温を計測し、0.1°Cのわずかな変化まで測定。ユーザーはヘルスケアアプリで運動や時差ボケ、病気によって起こり得る夜ごとの基準値からの変動を確認できる。
iOS 16とwatchOS 9では、周期履歴が不規則、回数が少ない、期間が長いなど、偏差の可能性がある場合に通知を受け取れる。
自動車の衝突検知も可能になり、自動車事故の際に自動で通報できる。
AppleはApple Watchで衝突事故を検出できるようにするため、ジャイロスコープと加速度センサーを活用し、センサーフュージョンアルゴリズムを新たに開発した。
専門の衝突実験ラボで一般乗用車を使って正面衝突や追突、側面衝突、横転といった実世界での衝突事故のシミュレーションを行い、これらの新しいモーションセンサーからデータを収集。それらに加え、衝突事故検出は気圧計、GPS、iPhoneのマイクからの情報を組み合わせ、重大な衝突事故が発生したかどうかを示す独特なパターンを検出する。
他にも、心電図、心拍数、血中酸素飽和度測定などの機能や、先代のSeries 7同様、常時表示が可能なRetinaディスプレイなどがApple Watch Series 8には備わる。
バッテリーは18時間駆動。新搭載の低電力モードを使えば、駆動時間を最大36時間まで延ばせる。低電力モードでは、常時表示Retinaディスプレイ、ワークアウトの自動開始、心臓の健康の通知、といった一部のセンサーや機能を一時的に停止または制限する。
通信に関しては、30以上の通信事業者で利用可能な国際ローミングに対応。低額な追加料金または追加料金なしで、2022年秋頃から利用できるようになる予定だ。
ケースの素材はアルミニウムとステンレススチールの2種類。サイズは41mmと45mmから選べる。ケースのカラーはアルミニウムがスターライト、ミッドナイト、シルバー、(PRODUCT)RED、ステンレススチールがシルバー、グラファイト、ゴールドとなっている。
Apple Watch SE(第2世代)
Apple Watch SE(第2世代)は、ディスプレイが初代から30%広くなった。ケースのカラーはミッドナイト、スターライト、シルバーの3色が用意される。
ケースのデザインは先代と同じだが、センサー(手首に直接触れる部分)を覆うバックケースにナイロン複合材を使用したことで、軽量化を果たした。
Apple Watch Series 8やApple Watch Ultraと同じ「S8 SiPデュアルコアプロセッサ」を搭載し、処理速度が先代から20%高速になった。機能面では衝突事故検出や国際ローミングも可能になった。
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