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ドコモ、新会社「NTTコノキュー」設立 XRデバイスを開発へ
NTTドコモ傘下のNTT QONOQは10月1日から事業を開始する。XR関連事業を手がける会社で、XRデバイスを自社開発する方針を表明した
NTTドコモは、XR事業を運営する新会社NTT QONOQ(コノキュー)の事業を10月1日より開始する。9月28日に実施された新会社に関する説明会では、「XRデバイス」を新規開発する方針が表明された。
NTT QONOQはNTTドコモの100%子会社で、メタバースサービスの「XR World」など、NTTグループのAR、VR、MR関連事業を引き継いで、XR関連事業を運営する。
発表会では、XR Worldなどのメタバースサービスの体験を広げるべく、XRデバイスを自社開発する方針が表明された。 NTT QONOQの丸山社長は「メタバースサービスの体験を向上させるために、デバイス、サービス、ネットワークまで、NTT QONOQでは一気通貫で開発する」と意気込みを示した。
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自社開発のXRデバイスについて、具体的な形状や用途、提供時期などの詳細は示されなかった。なお、実際のデバイス開発においては、VRやARデバイスの製造実績を持つ企業と提携し、共同開発する方針という。
丸山氏は「NTT QONOQでは、いろいろなお客さんに身近に感じていただけるようなXRサービスを提供する。体験価値を高めるためには、現段階では市場にあるVR/ARデバイスを活用するよりも、サービスとデバイスをセットにしていく方が良いと考えている」とコメントした。
【訂正:2022年9月28日19時45分 初出時、「NTT QONOQ」の社名に誤りがありました。おわびして訂正いたします。】
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