ドコモとKDDI、スマートグラス「Nreal Air」を3月4日に発売 約4万円
NTTドコモとKDDIが、スマートグラス「Nreal Air(エンリアルエアー)」を3月4日に発売する。小型軽量をうたい、価格は税込み4万円以下。スマートフォンと接続して動画などを楽しめる他、仮想3次元空間上へ複数のコンテンツを同時に映し出せる。
NTTドコモとKDDIが、スマートグラス「Nreal Air(エンリアルエアー)」を3月4日に発売する。ヤマダデンキなど日本の大手通信事業者や家電チェーンも取り扱う。ドコモオンラインショップ価格は3万9800円(税込み、以下同)。auオンラインショップ価格は3万9799円。
Nreal Airは、中国Nrealが2021年9月30日(現地時間)に発表したスマートグラスで、「Nreal Light」(12月1日発売、6万9799円)よりも価格を抑え、軽量化を果たしたモデル。
約79gの軽量かつコンパクトな本体に、対応するスマートフォンなどと接続して動画などのコンテンツを楽しめる「ミラーリングモード」を備える他、Nreal独自の3Dインタラクティブアプリケーション「Nebula」を利用すれば、仮想3次元空間上で複数の仮想画面を同時に起動して、SNSやニュースを閲覧しながら、サッカーの試合などを視聴するといったことが可能。
Nrealによれば、一般的なVRグラスの約2倍のシャープさを実現し、最大201型のIMAX級の巨大スクリーン(ARグラス越しに4mで130インチ、6mで201型に相当)で映像を楽しめるという。
サウンドに関しては、ウルトラリニアスピーカーと大型サウンドチャンバー(音響空間)を搭載し、低音強調アルゴリズムとノイズキャンセリングにより、まるで仮想の専用 IMAXシアターにいるかのように、エンターテインメントの臨場感を高めるとのこと。
サイズは使用時が148(幅)×52(高さ)×159(奥行き)mm、折りたたみ時が148(幅)×52(高さ)×60(奥行き)mm。解像度(両眼)は1920×1080×2、視野角(対角)は46度。
この他、Display Port出力非対応のスマートフォンでも楽しめるよう、「Nreal Streaming Box」がオプション品として用意される。本製品にNreal AirまたはNreal Lightを接続することで、スマートフォンのコンテンツや画像をWi-Fiまたはホットスポット経由でARメガネに投影できる。メーカー希望小売価格は9900円。
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