スマホ依存の自覚は20.9%、歩きスマホへの危険意識は減少傾向に MMDが調査
MMD研究所が「2022年スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」の結果を発表。スマホ依存の自覚は20.9%で、女性30代が最多に。歩きスマホへの危険意識は年々低下の傾向にあり、規則が必要と回答した人は68.5%となった。
MMD研究所は、11月2日に「2022年スマホ依存と歩きスマホに関する定点調査」の結果を発表した。対象はスマートフォンを所有する15歳~69歳の男女559人で、調査期間は10月11日。
スマホ依存について聞いたところ「かなり依存している」が20.9%、「やや依存している」が49.0%。2021年の同様の調査と比較すると、かなり依存しているが3.3ポイント増となった。性年代別では、かなり依存しているの最多は女性30代の32.7%、依存していないの最多は男性60代の32.6%となる。
スマホ依存に関する12項目のうち、あてはまることを複数回答で聞いたところ「ちょっとした待ち時間にスマホをいじる」が57.6%、「寝るとき、スマホを枕元に置いて寝る」が56.2%、「情報収集源のほとんどがスマホ」が43.3%となった。
依存していると回答した391人へ、スマホ依存から抜け出す必要があると思うかを聞いた。「抜け出す必要があると思う」が7.4%、「やや抜け出す必要があると思う」が42.5%で、「抜け出す必要はないと思う」が11.3%、「あまり抜け出す必要はないと思う」が38.9%となった。
財布とスマートフォンどちらを紛失したら困るか聞いたところ、財布が55.1%、スマートフォンが44.9%。年代別では、財布は40代が60.8%で最多、次いで50代が55.7%となり、スマートフォンは10代が50.0%で最多、次いで20代が48.9%となった。2021年の同様の調査と比較すると、スマートフォンという回答は20代が8.5ポイント、10代が4.3ポイント減少した一方、50代は8.4ポイント、60代は5.2ポイントの増加した。
スマートフォンを紛失して困る理由を複数回答で聞いたところ「個人情報が入っているから」が57.8%で最多。2021年の同様の調査と比較すると「スマホ決済ができなくなるから」は6.6ポイント、「ポイントカードをスマホで管理しているから」は5.1ポイントの増加している。
歩きスマホについて聞いたところ「危ないと思う」「やや危ないと思う」を合わせて90.9%が危ないと回答。2019年の同様の調査と比較すると5.7ポイント減となり、年々低下の傾向にある。
歩きスマホをしている人が原因でぶつかったまたは怪我をした経験があるか聞いたところ、8.9%の人が「経験がある」と回答。歩きスマホをしたことがある402人へ何かにぶつかった、または怪我をした経験があるか聞いたところ「物にぶつかった」が16.9%、「人にぶつかった」が11.7%、「転んだ」が7.7%となった。
歩きスマホの規制の必要性を聞いたところ「必要があると思う」が68.5%となり、2021年の同様の調査と比較すると4.5ポイント減となった。また規制が必要と回答した383人に規制について複数回答で聞いたところ「規制する法律があったらいい(道路交通法など)」が59.3%、「罰金があった方がいい」が37.6%、「警察から注意をした方がいい」が36.0%となった。
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