調査リポート
10〜30代の過半数が歩きスマホ利用者 ドコモの調査より
NTTドコモのモバイル社会研究所が「スマホ・ケータイのマナーに関する動向調査」の結果を発表。歩きスマホは10代では約7ポイント減少したが、10〜30代は過半数が利用していることが分かった。
NTTドコモのモバイル社会研究所は、2月2日に「スマホ・ケータイのマナーに関する動向調査」の結果を発表した。調査対象は全国15〜79歳の男女で、有効回答数は6925。
年代別の歩行中のスマホ/ケータイの使用状況について、2020年と2021年で経年比較したところ、20代以上では大きな変化はなかった。一方、10代は2020年から約7ポイント減少したが、10〜30代の過半数が歩行中に利用している。
性年代別で見ると20代以下では女性、30代以上では男性の使用率が高い。また、40代と50代は男性が10ポイント以上歩行中の使用率が高くなっている。
他人の歩行中のスマホ/ケータイ利用が気になる人の割合を分析したところ、全ての年代で男性よりも女性が「気になる」と回答する割合が高い。男女ともに高年層ほどその割合が高くなる傾向があり、50代以上では男女ともに約6割が気になると回答した。
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