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2014年に生まれたY!mobile それまではどんな会社?:モバイルIT用語辞典
今回はY!mobileのサービスを提供しているワイモバイルについて紹介する。2014年にソフトバンク傘下のイー・アクセスと同社が吸収合併したウィルコムが元で、携帯電話やPHS事業などを展開していた。
現在ソフトバンクのサブブランドとしてサービスを提供しているY!mobileは、1990年代からPHSサービスなどを提供していたDDIポケット→ウィルコムと、携帯電話サービスを提供していたイー・アクセスが合併して生まれたワイモバイルが元となる。
ワイモバイルが生まれたのは2014年6月だ。当時ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)傘下だったイー・アクセスとソフトバンク子会社のウィルコムが合併し、その合併会社をヤフー(現Zホールディングス)が取得するはずだったが、ヤフー親会社ソフトバンクとの協議の結果、「協業」としてワイモバイルの事業が始まった。以降Y!mobileのサービスはソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)が行うこととなった。
その後、2015年4月にソフトバンクモバイルがソフトバンクBB、ソフトバンクテレコム(旧日本テレコム)、ワイモバイルと合併し、通信事業者としてのソフトバンクとY!mobileのサービスを提供している。ソフトバンクモバイルがソフトバンクへ社名を変更したのは2015年7月だ。ワイモバイルが法人として存在していたのは約10カ月だった。
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