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「au」に込められた意味は? 当初のロゴは「卵型」だった:モバイルIT用語辞典
主要なMNOサービスの1つであり、2000年からサービスを続けているau。KDDIの統一ブランドとして発足し、「A」と「U」にさまざまな意味を込めている。
主要なMNO(通信キャリア)サービスの1つであるauは、KDDIの全国統一ブランドとして2000年に発足した。
ブランド名の2文字である「A」には「Access」「Always」「Amenity」などの意味を込め、「U」には「Unique」「Universal」「User」といった意味を込めている。
ロゴは発足当時、卵形のマークが描かれていたが、2012年にロゴマークを筆記体に変え、「人と人のつながりから新しい何かが生まれて欲しい」という意味を持たせた。さらに2015年にブランドスローガンを「おもしろいほうの未来へ。」へ変更した。
auはブランド発足後、「着うた」「LISMO」といった音楽配信サービスや、GPS機能を生かした歩行者ナビ、など他社に先駆けて独自のサービスを提供してきた。プロダクトデザイナーの深澤直人氏とコラボした「INFOBAR」をはじめ、デザインに特化したプロダクト「au Design project」も話題を集めた。現在は「auじぶん銀行」「au損保」「auでんき」「au PAY」といった生活に関わるサービスを提供している。
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