“使い放題プラン”は楽天モバイルよりも安価に 22歳以下対象の「ドコモ青春割」で実現
NTTドコモは3カ月分の利用料金を割り引く「ドコモ青春割」を発表。対象は「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア(定期あり/なし)」を契約した22歳以下の人。割引の内訳も明らかにされた。
NTTドコモは11月28日、22歳以下の人が対象プランを契約した場合、3カ月分の利用料金を割り引く「ドコモ青春割」を発表。12月1日から、ドコモショップ、量販店、一般販売店、ドコモオンラインショップで申し込みを受け付ける。記事内は全て税込み。
対象は新規契約(MNP新規を含む)、機種変更(持ち込み機種を含む)、契約変更、プラン変更の手続きにおいて、「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア(定期あり/なし)」を契約した22歳以下の人。
例えば、実質無制限で利用可能な料金プランの5Gギガホ プレミアでは、割引適用前の月額料金が7315円のところ、ドコモ青春割で3839円引き、ドコモ3回線以上のみんなドコモ割で1100円引き、ドコモ光セット割で1100円引き、dカードお支払割で187円引きとなり、3カ月間は1089円を維持できることになる。
毎月の割引額は5Gギガホ プレミアで3GBを超えて利用した場合が3839円、3GB以下の場合が2189円となる。ギガホ プレミアでは3GB超えが3740円、3GB以下が2090円となる。
なお、下記のいずれかに該当した場合、ドコモ青春割が適用されるのは当月末までとなる。
- 割引期間が終了となる場合
- 対象外料金プランに変更した場合
- 法人名義へ名義変更した場合
- 電話番号保管を申し込んだ場合
- 利用者情報を廃止した場合
- 契約回線を解約した場合
携帯電話の料金プランをめぐっては、自社ネットワークを拡大している楽天モバイルが7月に提供を始めた新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」で“1GBまでは0円”を撤廃。11月からは0から3GBまでが月額1078円、3GBから20GBまでが2178円、20GB以降が3278円となり、10月末までの実質無料が無くなった。
多くのデータ量を消費するユーザーかつ出費を抑えたいユーザーが、乗り換え先としてKDDIのオンライン専用プラン「povo 2.0」を選択している。ドコモはドコモ青春割で春先に向けてデータ量を消費する若年層をさらに取り込みたい狙い。
関連記事
ドコモの「U30ロング割」が提供条件を一部変更 条件を満たせばプラン変更でも自動適用
NTTドコモが9月21日にスタートした「U30ロング割」だが、提供条件を一部変更し、単純なプラン変更でも適用できるようになった。9月21日と22日に対象プランに変更した満30歳以下の契約者には、さかのぼって割引が自動適用される。12月に「ドコモの学割」開始 25歳以下の月額料金を1年間最大1500円引き
NTTドコモは、25歳以下のユーザーを対象とした「ドコモの学割」を実施する。「ギガホ」か「ギガライト」を契約すると、月額最大1500円を1年間割り引く。申し込み受け付け期間は2019年12月1日から2020年5月31日まで。ドコモが「子育てサポート割引」を12月9日から提供 1人親世帯などの通信料金を最大で1700円引き
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた社会や経済情勢の変化を受けて、NTTドコモが新たな割引プログラムの提供を開始。児童扶養手当の受給を受けている人を対象に、通信料金を最大で1700円引きとする。ドコモが「U30ロング割」を9月21日から提供 30歳以下なら「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア」がずっと割引に
NTTドコモが、満30歳以下のユーザーを対象とする新たな割引サービスを開始する。適用当初の6カ月間は割引額が大きくなることが特徴だが、それ以降も毎月550円の割引が自動適用される。【更新】ドコモ、「月々サポート」や「docomo with」の提供を終了へ
ドコモが、新料金プランの提供に合わせて「月々サポート」と「docomo with」の新規申し込み受付を、2019年5月31日に終了する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.