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ドコモが「子育てサポート割引」を12月9日から提供 1人親世帯などの通信料金を最大で1700円引き
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた社会や経済情勢の変化を受けて、NTTドコモが新たな割引プログラムの提供を開始。児童扶養手当の受給を受けている人を対象に、通信料金を最大で1700円引きとする。
NTTドコモは12月9日から、新しい割引プログラム「子育てサポート割引」を提供する。1人親世帯などを想定したもので、一定条件を満たすことで料金プランの月額料金を1000円(税別、以下同)、音声オプションの月額料金を700円割り引く。
割引の概要
この割引は、5GまたはXi(LTE)を個人名義で契約していて、以下の条件を全て満たすユーザーに適用される。
- 「児童扶養手当」の受給者証が交付されていること
- 扶養している子どもを届け出ること(割引期間の設定に必要)
- 対象の料金プラン(後述)に加入すること
「扶養している子どもの届け出」については、子どもの生年月日が登録されている本人確認書類を提示する必要がある。割引期間は、届け出た子どもが満18歳になってから最初に迎える3月31日までとなる。
割引の対象となる料金プランと音声オプションは以下の通り(料金は各種割引前のもの)。
対象プラン
- 5Gギガホ(月額7650円)
- 5Gギガライト(月額3150〜6150円)
- ギガホ(月額7150円)(※1)
- ギガライト(月額3150〜6150円、2年契約時は170円引き)(※1)
- ケータイプラン(月額1370円、2年契約時は170円引き)(※2)
(※2)2019年10月1日以降のプラン(プラン名に「2」が付くもの)のみが対象
(※2)2019年10月1日以降のプラン(プラン名に「2」が付くもの)のみが対象。ただし、割引は音声オプションにのみ適用(プラン自体は割り引かない)
対象音声オプション
- かけ放題オプション(月額1700円)
- 5分通話無料オプション(月額700円)
5分通話無料オプションについては、この割引によって実質無料となる。
併用できない割引
子育てサポート割引は、以下の割引と併用できない。特記のない限り、このプログラムが優先される。
料金プランに対する割引
- みんなドコモ割
- ずっとはじめてスマホ割
- ハーティー割引(音声オプションを含めてハーティー割引を適用)
音声オプションに対する割引
- 5Gギガホ音声割
- おしゃべり割
- おしゃべり割60
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