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iPhoneでイルミネーションを「玉ボケ」にして撮る方法 あの機能を有効活用すべし荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/2 ページ)

最近のiPhoneは優秀なので、イルミネーションも何も考えずにキレイに撮れる。そこで今回は趣向を変え、身近なところにあるイルミネーションやキラキラしているツリーなどをキレイに撮る方法を紹介する。ある機能を使えば、上手に「玉ボケ」を作れるのだ。

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手前の被写体を明るく撮りたければフラッシュも有効

 もう1つ、背景にイルミネーションをボカして入れるとき、手前のメインの被写体に何を置くか。その場で決めればいいのだけど、手前に置いた被写体も明るく撮りたいときは強制的にフラッシュを光らせるって手がある。iPhoneの機種によってどのくらいいい感じで光ってくれるか変わってくるけど、最新のiPhone 14 Proはけっこういい感じだ。

 ターゲットは雪だるまの手袋。フラッシュのオンとオフで。


フラッシュ自動(にしたけど光らなかった)。手袋と玉ボケのイルミネーション。これはこれで自然でいい

フラッシュオンで強制発光させたら手前の手袋もほどよく明るくなった

「自動」ではなく「フラッシュオン」にして強制発光である

 フラッシュオフで撮ったのもいい感じだけど、人物+イルミネーションとかフィギュア+イルミネーションとか、メインの被写体も明るく、背景にはほわっと玉ボケのイルミネーションって画を撮りたいときに試してみる価値あり。

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まとめ

 そんなわけで、今回のネタは2つ。

 だいたいiPhoneに任せておけばいいんだけど、夜空が広く背景に入っているときは、それに引っ張られて全体に明るくなりすぎるので、撮りたいところをタップするか露出補正をして背景を暗くぎゅっと締めるべし。白トビしないようにしたい。


これ、イルミネーションでも何でもないのだけど、夜のライトアップは夜らしく撮った方がカッコいいという例として

 もう1つは、イルミネーションはポートレートモードを使って「玉ボケ」にしてやると光の玉が複雑に重なり合ってほわっとするので積極的に使いたいという話。LEDの光は点光源でちょっと固いので、ほどよくぼかした方が暖かくなっていいのだ。


玉ボケって柔らかく光っていいのだよね。

 イルミネーション撮影に一工夫いれたいときの参考になれば。

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