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最新ゲーミングスマホ「REDMAGIC 8 Pro」日本版を試す 強力冷却ファンやカメラの実力は?(3/3 ページ)

ZTE傘下Nubiaが発売するゲーミングスマホ「REDMAGIC 8 Pro」は、高級感とメカらしさを味わえるボディーと「さすが」と思わせる性能を持った端末だ。2月22日12時に発売予定だが、その魅力を一足先に確認してみよう。

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カメラ性能はどう? アンダーディスプレイカメラもなかなかのもの

 REDMAGIC 8 Proを普通のスマートフォンとしても使うとき、気になるのはカメラの性能だろう。アウトカメラは5000万画素と十分な性能であり、超広角とマクロも搭載しているため、日々写真を撮影してSNSにアップする用途ならば十分カバーできる。


カメラ性能も悪くはない

 カメラのメニューは「カメラ・ファミリ」「プロ」「写真」「ビデオ」「夜」「ポートレート」が並ぶ。写真はワイドと1倍の切り替えで、切り替えボタン長押しでデジタル10倍までに対応。倍率だけではなくレンズのミリ数も記載されるのは、カメラを強化したAXONシリーズに倣ったものだろう。


カメラのUI。写真はデジタル10倍に対応。設定は一通りのものを搭載

 ビデオは1倍からとなり、こちらもデジタルは10倍までに対応。解像度は最大で8Kまでに対応しており、かなり高性能だ。

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ビデオのUI。解像度は最大8Kも利用できる

 カメラ・ファミリにもさまざまなモードが搭載されている。これもAXONシリーズのものをそのまま搭載したのだろう。そしてプロモードではRAW撮影も可能だ。REDMAGIC 8 Proはカメラフォンとしても本格的に楽しめるスマートフォンなのである。


カメラ・ファミリには多数のモードが用意されている

 それでは以下はREDMAGIC 8 Proで撮影した作例を掲載する。なお画像は1500×1125ピクセルにリサイズした。


超広角。曇り空だったためか若干色味が赤色を帯びている

1倍

デジタル2倍

デジタル10倍

ポートレートでボケ最大

夜(ナイト)モード

マクロモード

 さて気になるのはアンダーディスプレイカメラの画質だ。REDMAGIC 8 Proのアンダーディスプレイカメラは、ディスプレイを斜め方向から見ても全く見えないほどに進化している。画素数は1600万画素で、前モデルの800万画素カメラ(ベゼル内に搭載)から大きく向上した。アンダーディスプレイカメラは2022年5月に発売された「AXON 40 Ultra」と同じもののようであるが、両者で自撮りを比べてみた。


REDMAGIC 8 Proのアンダーディスプレイカメラは全く見えない

 左がREDMAGIC 8 Pro、右がAXON 40 Proだ。AXON 40 Proの方がAI処理の特徴が強く出ており、細かいディテールはREDMAGIC 8 Proの方がうまいと感じた。このあたりは最新モデルだけにREDMAGIC 8 Proの方がより自然な仕上がりになるよう調整されているのだろう。ゲーム用途だけではなく一般利用できるスマートフォンとしても、REDMAGIC 8 Proは魅力ある製品といえそうだ。


アンダーディスプレイカメラで撮影。左:REDMAGIC 8 Pro。右:AXON 40 Pro
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