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富山空港直行バスでVisa/JCBの「タッチ決済」が利用可能に 3月20日から
富山地方鉄道(地鉄)の運営する路線バス「富山空港直行バス」が、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を導入する。これを活用して、同系統のバスでは3月20日からVisa/JCBのタッチ決済が利用可能になる。
富山地方鉄道は3月20日、同社の「富山空港直行バス」において、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を導入する。これに伴い、同日から同系統のバスでVisa/JCBブランドのカードによるタッチ決済(EMVコンタクトレス)を使った乗車が可能となる。
今回はレシップ製のタッチ決済用リーダー(キャッシュレス運賃収受器「LV-700」)を富山空港直行バスの降車口に設置する。ユーザーは降車時にVisaまたはJCBのタッチ決済対応カード(クレジット/デビット/プリペイド)や、タッチ決済をセットアップしたスマートフォンなどをタッチすれば利用できる。乗車時のタッチは不要だ。
富山空港直行バスの各種片道運賃は、普通運賃が420円(小人210円)、障害者割引運賃が210円(小人110円)。大人普通運賃以外を支払う場合、あるいは複数人の運賃をまとめて支払う場合は、カードをタッチする前に乗務員に申し出る必要がある。
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導入路線
- 富山空港行き:富山駅前6番→富山市役所前5番→城址公園前5番→ANAクラウンプラザホテル前→(直行)→富山空港
- 富山空港発:富山空港→(直行)→総曲輪9番→城址公園前8番→富山市役所前8番→富山駅前
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