ヒンジが壊れて開けなくなった「Galaxy Z Flip4」 修理や売却はできる?:ふぉーんなハナシ(2/2 ページ)
折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4」(楽天モバイル版)が壊れた。ヒンジにゴミが混入したことが原因と思われる。修理できるのか、いくらかかるのか――実際に確かめた。
保証未加入の場合はどうなる?
今回、筆者が最も伝えたいのは、必ず保証に入っておいた方がいい、ということだ。なぜならGalaxy Z Flip4は楽天モバイルで購入した場合、1回払いが13万9800円、24回払いが月5825円、楽天カード限定の48回払いが月2912円と高額だからだ。繰り返しにはなるが、スマホ交換保証プラスの月額料金は月715円。もし2年の間に2回修理に出したとしても、715円×24カ月でトータル1万7160円の負担で済む。
楽天モバイルのスマホ交換保証プラスに加入していない場合は「YourServiceまたはGalaxy Harajukuにて有償での修理が可能」(サムスン電子ジャパン広報)だ。
なお、自然故障の場合、購入日から1年間は無償での修理が可能だが、故意か過失による故障、破損および保証期間外の場合は有償修理となる。前者も後者もスマホ交換保証プラスは利用できない。
では、有償での修理となった場合、どれくらいの修理費用を負担することになるのか。Galaxy Harajuku店頭修理案内のページでは、修理概算金額が案内されている。修理上限金額はディスプレイ交換が5万5000円、バッテリー交換が1万2000円、リアケース交換が1万3000円となっている。ただ、ピックアップもGalaxy Harajuku来店予約も、技術者が検品した上で、最終的に修理が可能かどうか、修理可能な場合、費用がどれくらいかが決まるという。
修理申し込みの手順は次の通りだ。
Webブラウザからは「Galaxy ユアサービス」と検索し、「Your Serviceへようこそ」を開く。次にGalaxyアカウントでサインインし、マイプロダクトの製品一覧から故障した製品を確認し、その横にある「予約サービス」を選択する。なお、マイプロダクトに全く製品名がない場合、GalaxyアカウントでGalaxy製品からログインしていないことになるので、「新しい製品登録」へ進み、修理したい製品を登録する必要がある。
最後に「ピックアップ」か「Galaxy Harajuku来店予約」のどちらかを選ぶ。ピックアップは宅配業者が端末を回収しに自宅まで来る。そこから修理センターへ発送される。その後、Galaxy Harajuku来店予約は店頭に端末を持ち込み、修理する流れとなる。
ヒンジの壊れた端末は売却できる?
余談だが、ヒンジの壊れた端末を中古品として売却できるのか。気になったので、じゃんぱら店舗とゲオ広報に聞いてみた。
じゃんぱらで買い取り不可、減額となるもの
- 起動しないなど、動作検証やデータ消去ができない状態のもの
- 破損や外傷などが著しいもの
- 故障や水漏れなどにより動作に不具合があるもの
- ソフトウェアの改変・改造行為を行った形跡のあるもの
- 正式版でないベータ版のソフトウェア・ファームウェアを搭載したもの
- 名前の刻印などが入ったもの(除去が可能なものでも、痕が残る場合は減額査定の対象となる場合がある)
- 通信事業者による利用制限が行われている端末
- 端末と外箱のIMEIが異なっている場合→OSで対応が異なる
- iPhoneで修理されたものならIMEIが異なっていても、それを理由に減額されることはない
- Androidだと外箱があったとしても、端末と外箱のIMEIが異なっていれば、外箱欠品扱いで減額対象になる
ゲオで買い取り不可となるもの
- 検索結果に出てこない
- 故障している
- 著しい汚れ、破損等がある
- 各種接続部に接触不良がある
- 電池パックが膨らんでいる
- 付属していた電池パックが無い
- SIMカードトレイが無い
- 水没マークに反応がある、水没マークが外された
- パスワードや遠隔ロック、アクティベーションロックが解除出来ない
- SIMカード非対応((NTTドコモのmova、ソフトバンクの2G、auのCDMA 1Xなど)
- 本体とSIMカードトレイの製造番号が異なる
- 海外販売端末(国内販売端末とシリーズ名が異なるもの)
- ネットワーク利用制限中
上記の条件に照らし合わせると、ヒンジの壊れたGalaxy Z Flip4は「破損や外傷などが著しいもの」「故障している」が該当しそう。より具体的に聞いたところ、じゃんぱらでは買い取り不可か大幅な減額、ゲオではジャンク品としての買い取りとのこと。やはりしっかりと保証サービスに加入し、金額的な負担を極力減らしたいと感じた。
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