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バルミューダ、スマホ事業から撤退 「事業環境を総合的に検討した結果」
バルミューダが5月12日、携帯端末事業の終了を発表した。同社は2021年11月に「BALMUDA Phone」を発売し、通信キャリアではソフトバンクが取り扱っていた。その後、後継機の開発に着手していたが、断念することになった。
バルミューダが5月12日、携帯端末事業の終了を発表した。
同社は2021年11月に「BALMUDA Phone」を発売し、通信キャリアではソフトバンクが取り扱っていた。その後、後継機の開発に着手していたが、断念することになった。
同社は携帯端末事業終了の理由について「現在の事業環境において総合的に検討した結果、携帯端末事業を終了し、ほかの事業に注力するべきと判断したため」と説明している。
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既存のBALMUDA Phoneユーザーへのサポートは継続する。修理は2026年9月30日まで受け付ける。セキュリティアップデートは2023年11月までの提供を予定しており、今後も致命的な脆弱(ぜいじゃく)性が見つかった場合は対応を検討するとしている。
バルミューダはBALMUDA Phoneを含むIT機器やサービスを展開するブランド「BALMUDA Technologies」を展開しているが、今後はスマートフォン以外のデバイスやサービスで展開することになりそうだ。
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