格安SIM主要9サービスの通信速度を測定【2023年5月】:最速は3カ月連続であのキャリア(1/2 ページ)
5月もオンライン専用プランやサブブランドを含む格安SIMの9サービスについて、実際の通信速度を測定。大手キャリアが展開しているサービスは安定して速度が出ている。格安SIMには大手と同等の速度が出るキャリアもあれば、昼や夕方に遅くなるサービスもある。
格安SIMの契約時に最も注意が必要なのが通信速度です。格安SIMには大手と同等の速度が出るキャリアもあれば、昼や夕方に遅くなるキャリアもあります。そこで5月もオンライン専用プランやサブブランドを含む格安SIMの9サービスについて、実際の通信速度を測定しました。
- 前回の測定結果はこちら→格安SIM主要9サービスの通信速度を測定【2023年4月】:3月から急変? 昼に遅いサービスは?
速度測定の条件
今回も以下の条件で格安SIMの速度を測定しました。
- 測定期間:5月8日~12日
- 測定場所:東京23区内(筆者の自宅)
- 測定端末:Xperia XZ1など
- 測定アプリ:ドコモスピードテスト
- 測定したキャリア:ahamo、LINEMO、povo2.0、Y!mobile、UQ mobile、OCN モバイル ONE(新コース)、IIJmio、mineo、BIGLOBEモバイル
ドコモ回線の格安SIMにはXperia XZ1 SO-01K、au回線にはXperia XZ1 SOV36、ソフトバンク回線にはXperia XZ1 701SOを用いています(一部対象外あり)。測定したのは4Gのデータ通信速度です。
なお、通信速度は測定タイミングや測定したエリア、環境などによって大きく変動します。あくまで参考としてお読みください。
ahamoの通信速度
まずはahamo(アハモ)の通信速度です。全体的に4月よりやや遅くなりましたが、それでも十分速い速度です。昼の12時30分は遅い日でも50Mbps以上出ています。
なお、ドコモ回線はここ最近、一部エリアで発生する「パケ詰まり」が話題です。筆者の測定では影響はありませんが、ahamoでも速度が遅い、つながらないといった口コミがあるようです。4月26日のドコモの会見では5Gエリアの拡張や4Gの周波数ごとの通信量の分散により、2023年夏までに解消すると発表しましたが、夏まで我慢できない人は他社への乗り換えや、他社SIMを副回線として契約するなどの対策も検討しましょう。
LINEMOの通信速度
LINEMO(ラインモ)も速いです。昼も含めてほとんどの時間で50~60Mbpsほどの速度が出ており、非常に安定しています。
LINEMOは月20GBだけでなく月3GBのプランも選べるので、データ使用量が少ない人にもオススメです。3GBプランは月額料金が6カ月実質無料になるキャンペーンも実施中です。
→・LINEMOをオススメできる人、できない人【2023年1月】:毎月3GBで十分という人は1月中に申し込むべし
povo2.0の通信速度
povo2.0も速いです。昼も含めて1日中速く、安心して使えるでしょう。5月10日(水)18時だけなぜか遅いですが、測定上の異常値と思われるので、気にする必要はないでしょう。
povo2.0は使いたいときだけデータ容量を追加購入(トッピング)する料金プランです。大手キャリアでは副回線サービスを開始しましたが(ドコモの個人向けは6月開始)、副回線サービスを契約するよりpovo2.0を併用した方がお得です。半年間は無料で回線を維持できるので、通信障害などに備えて契約しておくのもオススメです。
Y!mobileの通信速度
今回の測定で最も速いキャリアはY!mobile(ワイモバイル)でした。3月、4月に続いて3カ月連続のトップです。100Mbpsを超えることも多く、1日中快適に使えるでしょう。
Y!mobileは全国の店舗でサポートが受けられるため、格安SIMが初めての人にもオススメです。ただし店舗では手数料がかかり、6月1日からは3850円(税込み、以下同)に値上げされます。Webなら無料なので、できるだけWebで手続しましょう。
UQ mobileの通信速度
UQ mobile(UQモバイル)の通信速度も1日中速いです。今月は速度の変動がやや大きいものの、常時十分な速度が出ており安心して使えるでしょう。
UQ mobileも全国の店舗でサポートが受けられますが、こちらも各種事務手数料が3850円に値上げされました。Y!mobileはWebなら無料でしたが、UQ mobileはWebでもほぼ同じ額の手数料がかかります。ただ、これから契約する場合はWebなら各種キャンペーンでお得に契約できるので、店舗よりWebがオススメです。
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