MetaのSNS「Threads」で何ができる? Twitterに似て非なる新勢力を解説(3/3 ページ)
7月6日から日本でも利用可能になった米Metaの「Threads(スレッズ)」。Instagramの基板を活用したテキストベースでやり取りができる新たなSNSだ。Threadsで何ができて、何ができないのかを整理した。
Threadsでできないこと
Threadsを使ってできないこととしては、投稿後に編集ができないこと、ハッシュタグを付けて、関連する投稿を一括して検索、閲覧すること、キーワードでの検索ができないことが挙げられている。
ハートマークで共感を示したり、「いいね」を表す反応を示すことができても、ブックマークがないことから、お気に入りの投稿を一時的にストックしておくことはできない。
サービス開始時点において互換性を持つ端末として挙げられているのは、iOS 14.0以降のiPhone/iPod touch、Android 9.0以降の端末だ。Windows 11/macOS 13.4.1をインストール済みのPCに入れたWebブラウザソフト「Google Chrome」「Microsoft Edge」からでもアクセスはできるが、「いいね」「返信」「投稿」はThreadsアプリが必要になる。
【訂正:7月8日15時5分】初出時、PCブラウザからのアクセスができない旨を記載しておりましたが、掲載後にアクセスできることを確認できたため、当該の記述を訂正しました
Twitterに似て非なるSNS
内容を整理してみると、ThreadsがTwitterに近い存在であるかが分かる。ただ、TwitterでできることがThreadsでもできるか? と問われると、首を縦に振れない。Twitterでできるハッシュタグの使用や、投稿後の編集(有料)などが、Threadsではできないからだ。
予告のない一時的な利用制限に嫌気がさしたTwitterユーザーが乗り換える可能性は十分にあるが、ThreadsはTwitterに似て非なるSNSであることを念頭に置いておこう。
タイムラインからの情報はもう少し絞るか、ユーザーが選択した情報だけが表示されるようになるといいが、こうしたユーザーの意見が今後のアップデートに反映されるかどうかは分からない。
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