「Disney+」と「Hulu」が結合か 両サービスのTwitterアカウントが“突如”相互フォロー
「Disney+」と「Hulu」が結合に向けて動いているようだ。両サービスの日本版公式Twitterアカウントが7月10日、互いをフォローした。相互フォローの真意は不明だが、何かしらの準備をしているようだ。
「Disney+」と「Hulu」が結合に向けて動いているようだ。
両サービスの日本版Twitterアカウントが7月10日、互いをフォローした。投稿にはアカウント名とロゴのスクリーンショットとともに「Are you ready?(準備はいいか?)」とだけ添えられており、相互フォローの真意は不明だ。
Disney+はその名の通りディズニー作品を中心に取りそろえるサービスだ。各国で展開されている作品編成と、ウォルト・ディズニー・カンパニーの制作スタジオ(ディズニー・テレビジョン・スタジオ、20世紀スタジオなど)による番組や映画を含むスター作品が月額990円、年額9900円で見放題となる。
Huluは洋画や邦画の他、日本テレビ系のドラマやバラエティー番組を含む10万本が見放題となる。日本版はHJホールディングス(日本テレビ放送網子会社)が運営している。大晦日の名物として知られる「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない」が見逃し配信される他、日テレNEWS24のリアルタイム配信もある。
両サービスの結合がかなえば、互いの作品を1つのアプリで視聴できるようになる可能性がある。Disney+を提供する米ウォルト・ディズニーのボブ・チャペックCEOは、2022年に両サービスの結合を検討していると明らかにしていたが、2023年7月10日時点において、両サービスからの正式な発表はない。
動画配信のサブスクリプションサービスについては、サービスの形態を見直し、コンテンツの拡充を目指す動きが目立つ。6月末にU-NEXTとParaviがサービス統合したばかりで、U-NEXTが6月29日にTBSホールディングスとのパートナーシップ協定を締結したと発表した。これにより、有料会員数385万人以上、配信コンテンツ36万本以上を擁する国内最大級の動画配信プラットフォームが誕生。TBSのドラマやバラエティー番組などがU-NEXTアプリで楽しめるようになった。
Disney+とHuluも何かしら仕掛けてくる可能性がありそうだ。
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