Apple、「iOS 17」など一連の次期OSのパブリックβ配信開始
Appleは、一般ユーザーが参加できる「Apple Beta Software Program」で、一連の次期OSパブリックβをリリースした。「iOS 17」「iPadOS 17」「macOS 14」「tvOS 17」「watchOS 10」「HomePod Software 17」がインストール可能だ。
米Appleは7月12日(現地時間)、一般ユーザーが参加できるApple Beta Software Programで、「iOS 17」「iPadOS 17」「macOS 14」「tvOS 17」「watchOS 10」「HomePod Software 17」のパブリックβの配信を開始した。
パブリックβテストに参加するには、手持ちの「Apple ID」を使ってAppleのWebサイトから「Apple Beta Software Program」に登録し、秘密保持契約(NDA)を含む「Apple Beta Software Program契約」に同意する必要がある。パブリックβ版はAppleから特別な許可を得ない限り、画面(スクリーンショットを含む)を撮影した写真や動画を共有することは禁止されているので注意したい。
Appleは今年から、年額99ドルの「Apple Developer Program」に登録していない人でも開発者向けβ版をダウンロードできるようにしているが、一般ユーザー向けではない。
Apple Beta Software Programのパブリックβも、「商用リリースではないため、エラーや不具合が発生したり正しく機能しなかったりする可能性がある」ので、「インストールする前に必ずiPhoneまたはiPadのバックアップを作成するか、Time Machineを使ってMacのバックアップを作成」するようAppleは勧めている。なお、Apple TVとHomePodシリーズのデータや購入したものはクラウドに保存されているため、デバイスのバックアップは不要だ。
いずれのOSも、正式版のリリースは2023年秋を予定している。
関連記事
“携帯電話の基本”が磨き上げられた「iOS 17」 ただし日本語対応には課題も
今秋リリースのiOS 17は、携帯電話の基本ともいえる「電話」や「メッセージ」の機能改善が主なトピック。「iOS 14」で導入されたウィジェットも、より多機能になる。ただし日本語対応の面では課題も残っている。iOS 17では「Hey」なしでSiriを起動可能に 一方で”誤反応”を心配する声も
iOS 17では「Hey」を付けず「Siri」だけでも呼び出せるようになります。人前で「Hey」と呼ぶことに抵抗がある人には朗報でしょう。一方で、「誤反応しそう」という声も挙がっています。「iPadOS 17」発表 ロック画面を刷新、PDF編集機能の強化も
Appleは6日、「iPadOS 17」を発表した。正式版は今秋に配信される。PDF編集機能の強化や、ロック画面のウィジェット対応、ヘルスケアアプリのiPadでの提供などの新機能が含まれる。「iOS 17」の対応機種はiPhone Xs以降、iPhone 8/Xは対象外に
Appleがこの秋配信する「iOS 17」の対応機種一覧。最新のiPhone 14シリーズから4世代前のiPhone XS/XS Max/iPhone XRまで対応に。「iOS 17」発表 電話/メッセージアプリが進化、AirDropで連絡先を共有可能に
AppleがWWDC23で「iOS 17」を発表した。iOS 17では「電話」「FaceTime」「メッセージ」アプリに大きなアップデートを加える。Air Drop機能を活用して、電話番号やメールアドレスの共有も可能になる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.