新型TORQUEは「間もなく発表」 京セラが予告:KDDIから
京セラは8月3日、通信事業の戦略発表会を開催した。その中で、au(KDDIと沖縄セルラー電話)向けに展開しているタフネススマホ「TORQUE」シリーズの新モデルを「間もなく発表する」を明らかにした。
京セラは8月3日、通信事業の戦略発表会を開催した。その中で、タフネススマートフォン「TORQUE」シリーズの新モデルを「間もなく発表する」ことを明らかにした。
TORQUEシリーズはアウトドアに特化したスマートフォンで、登山やマリンスポーツに適した耐久性の高さを特徴とする。京セラの商標ではあるものの、日本ではKDDIと沖縄セルラー電話の「au」ブランドから独占的に販売している。
TORQUEシリーズの新モデルについて、京セラの大内康史氏は「TORQUE 5Gの発売から2年半、ようやく新モデルを紹介できる準備が整った」と予告した。製品仕様については外観を含めて公表されておらず、「KDDI(と沖縄セルラー電話)から販売すること」のみが明らかとなっている。大内氏は「KDDIが間もなく発表するニュースリリースをお待ちいただきたい」とコメントした。
TORQUEシリーズは個人向けにも販売
2023年5月の決算説明会において、京セラは個人向けスマートフォンの事業展開を縮小し、法人向けに注力する方針を発表している。具体的には2025年4月をめどに、携帯キャリアを通して個人向けに販売しているシニア向けスマホの製品開発を終了する方針だ。
一方で、法人向け通信機器については、需要が大きい「高耐久スマホ」と「ケータイ(フィーチャーフォン型端末)」を軸に展開を強化する方針である。個人需要も大きいTORQUEの新モデルについては例外的な立場にあり、KDDIと沖縄セルラー電話を通して個人向けにも販売される。
ちなみに同社は8月3日、法人向けの高耐久スマホ「DuraForce EX」を発表している。建設や医療介護などの現場向けの業務端末としての利用を想定したモデルで、DuraForceブランドとしては初めて日本市場を想定して開発されたモデルだ。京セラ自身がSIMフリーモデルとして販売する他、2024年1月以降にNTTドコモとソフトバンクの法人向け販路でも発売される。
関連記事
京セラが個人向け携帯電話事業から撤退へ ただし高耐久スマホ「TORQUE」は継続予定
京セラが、個人向け携帯電話事業から撤退することが明らかになった。携帯電話事業を含むコミュニケーション事業が苦戦していた。高耐久スマートフォン「TORQUE」や、法人向け携帯電話は引き続き開発していく。「TORQUEを出したらカシオさんが喜んでくれた」 京セラに聞く、タフネス携帯の歴史
京セラの高耐久ケータイとスマートフォンの累計集荷台数が1000万を突破した。京セラがタフネス携帯の開発を始めた経緯、各ブランドの違い、耐久性能にまつわる京セラならではの技術、ユーザー属性などについて聞いた。TORQUEはコンシューマー・法人向けに「今後も継続」 京セラがファンサイトで明言
個人向け携帯電話事業を2025年3月に終了することを明らかにした京セラだが、高耐久スマートフォンの「TORQUE」については、今後も継続する意向を示している。ファンコミュニティーサイトの「TORQUE STYLE」では、コンシューマー向けにもTORQUEを継続していきたいとコメントしている。京セラのタフネスSIMフリースマホ「DuraForce PRO 2」が日本上陸 SIMフリーで一般ユーザーも購入可能
京セラが、米国で販売中のタフネススマホ「DuraForce PRO 2」を日本でも発売することになった。SIMロックフリーで、国内ではNTTドコモ回線での動作を確認しているという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.