京セラのタフネススマホ「DuraForce EX」はどんな感じ? ブランド初の“日本向け”をチェック!(1/2 ページ)
京セラが2024年1月下旬以降にリリースする法人向けスマートフォン「DuraForce EX」は、DuraForceブランドの端末としては初めて日本向けに開発されたモデルである。試作機を通して、その特徴をチェックしていこう
京セラは2024年1月下旬以降に、法人向けスマートフォン「DuraForce EX(デュラフォース イーエックス)」を発売する。NTTドコモとソフトバンクからも、同時期に各キャリア向けのカスタマイズモデルが発売される予定となっている。
この記事では、8月3日に行われた発表会で展示された本モデルの試作機を写真で紹介する。
そもそも「DuraForce」ってどんなブランド?
京セラの高耐久スマホには「TORQUE(トルク)」と「DuraForce(デュラフォース)」という2つのブランドがある。前者は基本的に個人向けで、登山やマリンスポーツなどのアウトドア用途に特化している。後者はこれまで、主に北米市場向けの製品で使われてきた。
今回の新モデルは、DuraForceブランドとしては初めて日本市場をメインターゲットとして開発されたモデルである。開発はもちろん、生産も日本国内で行われる。
法人向けに全力 日本向けモデルならではの機能も
DuraForce EXは、建設現場、病院や小売店など現場での業務利用に最適化されている。スマホとしての機能に加え、バーコードスキャナー、決済端末を想定した機能を備えており、複数の機器が担ってきた機能を一元化できる点がポイントだ。
日本向けモデル固有の機能としては、構内用の自営無線として使われているLTEの派生規格「sXGP」での通信をサポートと、おサイフケータイ(モバイルFeliCa)の実装が行われている。
電池パックの「ウォームスワップ」に対応
電池パック(バッテリー)は交換式だ。TORQUEシリーズには無い、DuraForce EXならでは特徴として、電源が入った状態で電池パックを交換できる「ウォームスワップ」にも対応する。業務利用を考えると、電源を落とさずにバッテリーを交換できるのは助かる。
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