ドコモで通信障害、台風7号の影響 全国で5G SAに起因する障害も
8月15日から、NTTドコモで2種類の通信障害が発生している。1つは、台風7号の影響によるもので、15日未明から障害が継続している。さらに、15日午前9時50分頃から全国でも障害が発生している。
8月15日から、NTTドコモで2種類の通信障害が発生している。
1つは台風7号の影響によるもので、15日未明から障害が継続している。影響エリアは台風が発生している大阪府の岸和田市、和歌山県の新宮市、東牟婁郡(那智勝浦町、串本町)、三重県の熊野市、南牟婁郡紀宝町。ドコモとドコモ回線のMVNOユーザーが、3Gと4Gの音声通話とデータ通信を利用しにくい状況となっている。緊急通報もユーザーによっては利用できない、または利用しにくいという。原因や復旧見通しは確認中。
さらに、15日午前9時50分頃から全国でも障害が発生している。対象となるのは5G SAサービスを契約している一部のドコモユーザーとドコモ回線を使っているMVNOユーザーで、音声通話と4G/5Gのデータ通信が利用しにくい状況。緊急通報もユーザーによっては利用できない、または利用しにくいという。台風7号の影響かどうかは確認中だとしている。
現在、5G SAサービス用の通信設備の確認作業を行っており、具体的な復旧見通しは、判明次第お知らせするとしている。
同社は、緊急通報などの音声通話は固定電話、公衆電話、他キャリアの携帯電話などを使うよう、データ通信については自宅のWi-Fiや公衆Wi-Fiを使うよう呼びかけている。
8月15日15時追記
ドコモは、5G SAサービスに起因する通信障害が15日午前11時30分に復旧したと発表。原因は、全国エリアをカバーする5G SA通信用の通信設備の故障。つながりにくい場合、機内モードのオンとオフを試すよう呼びかけている。(19時15分追記)MVNO回線への影響はなかったとのこと。
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