「ポケモンスリープ」で睡眠計測したら体感より短い? 理由は実にシンプルだった(2/2 ページ)
「ポケモンスリープ」は、スマートフォンを枕元に置いて寝るだけで、ユーザーの睡眠を計測してくれるアプリ。実際に使って睡眠計測を試してみた。すると、なぜか体感よりも睡眠時間が短く計測されることが多かった。
計測された睡眠時間がなぜか短い?
筆者がまず気になったのは睡眠時間。就寝してから起床までの時間よりも20~30分ほど短く出ることがあるからだ。これは、睡眠計測開始から計測終了までの時間ではなく、「最初に深い睡眠(ぐっすり)に入った時刻から最後に浅い睡眠に移った(ぐっすりからうとうとに移った)時刻」をカウントしているため。
ある日、2時に布団に入り、7時56分に起きたので、この時間をベースにするなら睡眠時間は5時間56分だが、ポケモンスリープ上では5時間25分と表示されている。これは、寝付くまでに28分かかり、起床3分前の7時53分に浅い睡眠に移っているため。28分と3分はカウントしておらず、31分を引いた5時間25分が実際の睡眠時間だったというわけだ。
つまり筆者が認識していた睡眠時間は、本来の睡眠時間と誤差があった。「睡眠時間」=「就寝~起床時間」とは限らないことは、考えてみれば当たり前のこと。「昨日0時に布団に入ったから、多少寝付けなくても、6時起床なら6時間睡眠でしょ」とごまかしていた自分の認識が改めて正された。
一方、別の日は体感とほぼ同じ睡眠時間が記録された。この日は23時25分に布団に入り、5時30分頃に目覚めた。単純計算で約6時間睡眠だが、ポケモンスリープ上でも睡眠時間は6時間と記録された。この日は寝付くまでにかかった時間がわずか5分だったので、6時間ぐっすりと眠れたというわけだ。ただ、実は途中に暑さで何度か目が覚め、データ上でも「うとうと」の時間が点在しているが、ここも睡眠時間としてカウントされている。数分なので誤差の範囲だが、脳がはっきり覚醒している状態ではないから、ということなのかもしれない。
これまでの睡眠データを見ると、寝付くまでに30分前後かかっている日が多いが、思い返してみると、これらの日は、寝る前にポケモンGOの対人戦「GOバトルリーグ」に興じており、興奮冷めやらぬまま床に就いていた。特に負けが込んだ日は悔しさから、なかなか眠りにつけないことが多かった。質の高い睡眠を得たいのなら、寝る前に気分が高揚するようなことは控えた方がいいと身をもって感じた。
ポケモン収集の話は別の機会にしたいが、ポケモンスリープが、自分の睡眠を見直すいいきっかけになっている。
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