TVはないけどTVを見たい! いろんなデバイスをTVにできるアイ・オーの「REC-ON」を試してみよう:今どき! 買いどき! デジモノ道案内!(2/4 ページ)
最近はTV放送を受信できる機器が1台もない世帯が増加傾向にあるというが、世の中の情報源としてTVを欠かすことは難しい。TVが全くないなら、スマホ/タブレット/PCやキャストデバイスなどでTVを視聴できる「ネットワーク配信対応チューナー」も良い選択肢だ。この記事では、そんなチューナーの1つとして、アイ・オー・データ機器の新型「REC-ON」を試す。
初回設定はカンタンだが、リモート視聴する際は注意が必要
REC-ONの初回設定は、付属のリモコンを使って進める。ウィザード形式なので、TVの受信環境やネットワーク環境に特殊要素がない限り、画面に出てくる選択肢を選んでいけば難しいことはない。
このプロセスで一番時間がかかるのは、ステップ1の「デジタル(チャンネル)設定」だ。郵便番号から大まかな地域(都道府県)が指定されるものの、実際に受信できるチャンネルが改めてスキャンされるので、実際よりも「時間を食っている」感が強い。地デジの設定が完了した後、BS/110度CS波の受信に関する設定を行うことになる。
もっとも、この仕様は本機に限ったわけではなく、ほぼ全てのTV(TVチューナー)も同様に遷移する。同じ都道府県でも地域によっては物理的な受信チャンネル(周波数)が異なるし、まれではあるが何らかの事情で発売時から受信チャンネルが変更されることもある。ゆえに、このスキャン作業は欠かせないのだ。
本機の場合、チャンネルスキャンが終わると、数日分の番組情報(電子番組表)を取得する。これも時間がかかるが、後から表示した際に取得すると案外ストレスになるため、素直に指示通りにこの場で取得することをお勧めしたい
本機でTV番組をリモート視聴する場合、セットアップ過程で出てくる「ネットワークサーバー機能」の設定に注意が必要となる。
その名の通り、この機能は本機をDLNAサーバとして機能させる(=リモート視聴を可能とする)ために行う設定で、今回の目的を果たすには「使用する」を選ばなければならない。ただし、本機能を有効化した場合は消費電力をより抑えた「省エネ待機」を利用できないので注意しよう。
基本的なセットアップを終えたところで、各種デバイスでリモート視聴する設定を進めることにしよう。
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