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シャープとHuawei、グローバル特許クロスライセンス契約を締結
シャープとHuaweiは、4G/5Gを含むセルラー通信規格必須特許を対象とした長期のグローバル特許クロスライセンス契約を締結。規格の標準化に貢献した両社が知的財産を認め合ったことで、標準化での協力を促進するとしている。
シャープとHuaweiは、11月27日に4G/5Gを含むセルラー通信規格必須特許を対象とする長期のグローバル特許クロスライセンス契約を締結した。
シャープは公正、合理的かつ非差別な条件で契約締結に至ったとコメント。両社が双方の知的財産の価値の高さを尊重した結果だとしている。
Huaweiも友好的な協議を通じて契約に至ったとし、規格の標準化に貢献した両社が知的財産を認め合い、標準化での協力を促進するものだという。先進的な技術の標準化はユーザー体験の向上や競争の促進、デバイスとサービスのコスト削減につながるとした。
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シャープは無線通信技術やネットワークに関する研究開発、特許出願を積極的に進め、W-CDMA、LTE、LTE-Advancedなど5G規格に関する6000件以上の必須特許を保有。今後も5Gなど無線通信技術やネットワークに関する基幹技術の研究開発を通じ、事業ビジョン「8K+5GとAIoTで世界を変える」の実現に取り組むという。
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