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石川県などの地震で無料Wi-Fi「00000JAPAN」開放 ドコモが「個人情報の入力は控えて」と注意喚起
2024年1月1日に最大震度7の地震が石川県能登地方を襲った。これを受けて、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが対象エリアで公衆無線LANサービス「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)の提供を開始した。誰もが同一のSSIDに接続できるが、利用には注意点もある。
2024年1月1日に石川県能登地方を襲った最大震度7の地震を受けて、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが対象エリアで公衆無線LANサービス「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)の提供を開始した。
00000JAPANは、無線LANビジネス推進連絡会(Wi-BiZ)が運営する無料の公衆無線LANサービス。国内の通信事業者(MNO)で大規模な通信障害が発生し、通信サービスを利用できない状態が継続する場合や、大規模な災害が国内で起きた場合に開放される。
各キャリアのユーザーは、石川県、新潟県、富山県、福井県のWi-Fiスポット(アクセスポイントが設置されている場所)において、00000JAPANのSSIDに接続することが可能になった。
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なお、00000JAPANは誰もが簡単に接続できる利便性を優先しているため、暗号化などのセキュリティ対策がないため、何者かが同名のSSIDを装い、通信の内容を盗み見れる。00000JAPANへの接続中は、Webサイトなどでクレジットカードなどの個人情報を入力せず、緊急時のやむを得ない安否確認や情報収集に活用した方がよい。
ドコモは、X(旧Twitter)アカウントで「クレジットカード情報や個人情報などの重要な情報をやり取りすることはお控えください」と注意喚起している。
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