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Googleが「Gmail」の迷惑メール対策を強化 受信解除を容易にするなどの義務
米Googleはメールサービス「Gmail」の迷惑メール対策を強化する。大量にメールを送信する者に対して、新たなポリシーを適用する。Gmailアカウントに1日5000件以上のメールを送信する送信者に対し、3つの新たなポリシーが適用される。
米Googleはメールサービス「Gmail」の迷惑メール対策を強化する。大量にメールを送信する者に対して、新たなポリシーを適用する。
Googleは2023年から、Gmailアドレスに送信されるメールに認証を義務付けた。Gmailユーザーが受信する未認証メール数が75%減少し、受信トレイが整理され、数十億件の悪意あるメールをより高い精度でブロック可能になったという。Googleは2024年2月までに下記の新たなポリシーを導入し、迷惑メールの対策をさらに強化する。Gmailアカウントに1日5000件以上のメールを送信する送信者に対し、下記3つが義務付けられる。
- メールの認証設定:大量のメールを送信するユーザーに対して、手順に従ったメール認証を義務付ける
- 配信停止を容易にする:大量送信者に対し、Gmailの受信者がワンクリックで商用メールの配信を解除できる機能を提供。大量送信者は、配信停止リクエストを2日以内に処理しなければならない
- ユーザーが必要とするメールの送信:受信者が望まないメールを減らせるように、送信者が順守すべき明確なスパム率のしきい値を適用
メール送信者のガイドラインに関する最新情報はWebで確認できる。
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