ゲオグループのワールドモバイル、スマホデータ消去などの設備を都内に増床移転
ゲオグループでスマートフォンの対法人仕入れや販売を手掛けるワールドモバイルは、買い取ったスマホのデータ消去や整備などを行う専門施設を都内に増床移転する。同社が1月24日、発表した。ゲオグループとしては市場シェア拡大を、ワールドモバイルとしては事業拡大を狙う。
ゲオグループでスマートフォンの対法人仕入れや販売を手掛けるワールドモバイルは、買い取ったスマホのデータ消去や整備などを行う専門施設を都内に増床移転する。同社が1月24日、発表した。ゲオグループとしては市場シェア拡大を、ワールドモバイルとしては事業拡大を狙う。
データ消去などの専門施設「ワールドモバイル東京プロセスセンター」を持つワールドモバイルは、東京・秋葉原で約7坪の店舗からスタートし、100坪の旧「ワールドモバイルプロセスセンター」を東京都内に設立。増床移転後の広さは500坪、床面積にして1650平方メートルの施設となる。
この施設では買い取ったスマホ(iPhone/Android)のデータを完全に削除し、クリーニングなどの整備を行う。厳重なセキュリティの中でデータを消去したり、商品を管理したりする。
従業員の入退出時には金属探知機による確認や、管理カメラ30台による監視など、国内大手キャリアのセキュリティ要件を満たす管理体制という。施設内でのデータ消去にはブランコ・ジャパンのデータ消去ソフトウェアを採用。政府機関や大手企業などにも採用された実績を持つこのソフトで、機械的な内部機能の状態診断や、ワールドモバイルの従業員が1台ずつ動作確認を行う。
なお、増床移転後の施設の所在は東京・江東区。住所の詳細はセキュリティ対策の都合上、明かされていない。
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