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楽天とOpenAI、通信事業者向けAIツール開発へ ネットワーク不具合を事前に察知
楽天グループとOpenAIは、戦略的協業を通じた通信業界向けのAI(人工知能)ツールを共同開発すると発表。楽天のOpen RANとOpen AIのAI技術に関する知見を組み合わせて実行する。
楽天グループとOpenAIは、2月26日に戦略的協業を通じて通信業界向けのAI(人工知能)ツールを共同開発すると発表した。
本協業は、2023年11月に発表した戦略的パートナーシップに基づいて推進するもの。両社は楽天のOpen RANとOpen AIのAI技術に関する知見を組み合わせ、モバイルネットワークの計画や構築、管理を行う際に生じる通信事業者固有のニーズと課題に対処するAIツールを開発するという。
現在展開しているAIプラットフォーム「Rakuten AI」をカスタマーサービス、ネットワーク最適化、不具合を事前に察知し故障を防ぐ予知保全に関するソリューションを含むプラットフォームへと進化。通信事業者がネットワーク上の問題をリアルタイムに近い形で検出して解決する機能を強化する他、サービスへの信頼性とパフォーマンスを向上させながら応答性の高いネットワーク運用が可能になるという。
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