2023年度のベストセラースマホ、トップ10のうち7位までをiPhoneが独占 カウンターポイントより
カウンターポイント社は、2023年度グローバル市場のベストセラースマートフォンを発表。トップ10のうち上位7位をAppleのiPhoneシリーズが独占し、Samsungは2022年からランクイン機種を増やしている。
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチは、3月14日に2023年度グローバル市場のベストセラースマートフォンを発表した。
トップ10のうち、上位7位をAppleのiPhoneシリーズが独占。残り3機種はSamsungで、2022年からランクイン機種を1つ増やしている。2021年から他社はランキングに登場しておらず、2023年のトップ10機種を合わせたシェアは過去最高の20%に達した。
1位のiPhone 14は2023年のiPhone販売全体での割合は19%で、2022年に1位だったiPhone 13のシェア28%と比較すると減少している。iPhone 13とiPhone 14は性能差が少なかったためiPhone 14のベース機種はあまり売れなかった一方、Proシリーズの売れ行きは好調。またiPhone 15は2023年第4四半期にグローバルベストセラーの上位3位までを独占し、その中でもiPhone 15 Pro Maxがベストセラーとなった。
主要な競合が売り上げを下げる中でもAppleの2023年の売上は横ばい。その要因は、インド、中東とアフリカ(MEA)などの新興国市場での好調な業績が考えられるとしている。ランキングに登場した中で最古参のiPhone 13は日本とインドで台数が前年比二桁%の成長となり、第4位を維持している。
Samsungは、コストパフォーマンスのいいGalaxy Aシリーズが3機種ランクイン。Galaxy A14 5Gは米国とインドでの販売が伸び、Galaxy A04eとGalaxy A14 4Gはブラジル、インド、メキシコ、インドネシアなどの新興市場で価格の安さから販売が伸びたことが要因と考えられる。
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