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今すぐ使える! ChatGPTで欲しい回答を生み出す「プロンプト」の書き方 その基本パターンを解説ChatGPT使いこなし術(2/4 ページ)

「ChatGPT」の基礎から応用まで、仕事や生活で役立てるためのTipsを連載で紹介する。

(1)いきなり指示・質問する「Zero-Shotプロンプティング」

 前提条件などを指定せずに、いきなり指示や質問を提示する方法は「Zero-Shotプロンプティング」と呼ばれている。先の例で言えば、「仕事先に送るメールを書いてください」というプロンプトは、これに相当する。

 単純な回答を期待している場合には、この手法でも問題ない。しかし、複雑で繊細な出力を期待する場合には、適していないアプローチとなる。


「ChatGPTを紹介するテキストを200字で書いて」と指示した場合の出力例

(2)先に回答例を見せて導く「Few-Shotプロンプティング」

 一方で、先に出力の例を提示しておくことで、指示に対する出力を絞り込んでいくアプローチを「Few-Shotプロンプティング」と呼ぶ。プロンプトの入力の手間はかかるものの、期待している出力に近づけやすいのがメリットとなる。

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パターンを示すことで、出力を誘導することができる。またプロンプトを全て長い文章できっちり書かなくても、目的の出力を導ける

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