AI推しに恥じないカメラスペックに5倍望遠が使いやすい! 「Galaxy S24 Ultra」のカメラ機能をサクッとチェック!:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)
Galaxy S24シリーズの最上位モデルにして、カメラがたくさん並んいて、ペンも内蔵していてデカくて、高性能なハイエンドモデル「Galaxy S24 Ultra」である。今回、短期間ではあるが借りられたので、ザクっとカメラ性能チェックだけしてみた。
まず5xで電車。逆光だったけど、これはiPhone 15 Pro Maxの方が車両が明るく撮れてていい。
次は室内でネコ。影になっているところに黒ネコといういやらしい条件で撮ってみた。
同じ条件で撮ったはずなのだけど(撮影日時をチェックすると7秒しか違わない)、明らかにS24 Ultraの方が明るくきれいに撮れている。
かと思いきや、2xで撮った料理。こっちはiPhone 15 Pro Maxの方が色も明るさもいい。
2xでもう1つ、ポートレートモードで前後をぼかして撮ってみた。どちらも手前も奥もいい感じにボケてて素晴らしい。
最後は夜。どっちも高感度時の画質を見ようとナイトモードは使わないで撮ったはずなんだが。S24 Ultraの方はすごくツヤツヤしてて青がきれいに出ている。肉眼で見た印象に近いのはiPhone 15 Pro Maxの方なのだけど、GalaxyはGalaxyですごいなと。
AIなどを駆使してシーンに応じた最適な写真を作ろうとする昨今、晴天下屋外のような良い条件ならともかく、ちょっと複雑な環境下になるとちょっとした加減で写りが変わるので良しあしは一概にはいえないのだが、Galaxyは「Galaxy AI」を掲げるだけあって、なかなかすごかった。
取りあえず2日間だけ使ってわかったのは、S23 Ultraの10x望遠より、S24 Ultraの5x望遠の方が活躍するシーンが多くて便利ってことと、デジタルズーム時の処理(さすがAI Zoom)や暗所でのノイズ処理に凝っているなってこと。カメラユニットのサイズに制限があるスマートフォンにおいて、AIの活用は欠かせないのだなあと思わせてくれる。
日本版が出たら、改めて試したいなぁ(本レビューは海外版で行った)。
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