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楽天モバイル、可搬型の基地局などを準備 対策本部も設置 「南海トラフ地震」に備え
楽天モバイルは、南海トラフ地震に関する臨時情報が発出されたことを受け、対策本部を立ち上げた他、地震を想定して機材の準備を始めた。矢澤俊介社長が8月9日の決算説明会で明らかにした。楽天モバイルは「災害への取り組み」をYouTubeの動画で説明している。
楽天モバイルは、南海トラフ地震に関する臨時情報が発出されたことを受け、対策本部を立ち上げた他、地震を想定して機材の準備を始めた。矢澤俊介社長が8月9日の決算説明会で明らかにした。
矢澤社長は「しばらくは様子見する」と前置きした上で、「万が一、災害が起きた際にはアンテナの出力をコントロールする他、バッテリーがより長く持つようにソフトウェアでコントロールする。可搬型の基地局なども該当エリアに少しずつ移動させている」とした。
8月8日16時43分頃、九州の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生。気象庁は、宮崎県南部で最大震度6弱の地震を観測し、同日夜には日向灘から静岡県の駿河湾にかけてのプレート境界を震源域とする南海トラフ地震の関連情報を発表した。
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