スマホ満足度でMVNOが1位、大手3キャリアではドコモが1位 J.D.パワーが調査
J.D.パワーが「2024年携帯電話サービス顧客満足度調査」の結果を発表。大手キャリア、バリューキャリア、MVNO、オンライン専用ブランド/プランの4部門で測定したところ、MVNO部門の総合満足度が最も高い結果となった。
J.D.パワーは、9月26日に「2024年携帯電話サービス顧客満足度調査」の結果を発表した。大手3キャリア、バリューキャリア、MVNO、オンライン専用ブランド/プランの4部門で測定している。
4部門を合算した業界全体の総合満足度スコア(1000点満点)は625ポイントで、前年から6ポイント向上。大手キャリア部門では「各種費用」や「手続き/サポート対応」、バリューキャリア部門では「通信品質」の評価が年々向上している。
MVNO部門では総合満足度が前年から+10ポイントと、4部門中で最も大きく向上。2021年から2023年調査(2023年9月発表)はオンライン専用ブランド/プラン部門が最も高い総合満足度スコアとなっていたが、今回は初めてMVNO部門の総合満足度が最も高い結果となった。ファクター別に見ると「各種費用」の評価が最も向上している。
各部門別の総合満足度ランキングは、大手3キャリアではNTTドコモが通信品質、各種費用、サービスメニューで最高評価を獲得し、4年連続の総合満足度第1位に。バリューキャリア部門は通信品質、サービスメニュー、提供端末、手続き/サポート対応の4ファクターで最高評価となったY!mobileが3年連続の総合満足度第1位となる。
MVNO部門は通信品質、各種費用、サービスメニュー、手続き/サポート対応の4ファクターで最高評価となった日本通信SIMが1位。オンライン専用ブランド/プラン部門は各種費用、サービスメニュー、手続き/サポート対応の3ファクターで最高評価のpovoが1位となった。
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